Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

19.5 ippstart

名前

　ippstart　−　InfoProvider Proの起動

形式

　ippstart -f config_file[-s]

(1)InfoProvider Proの起動
　ippstart [-f config-file][-p port-number][-oc code-type][-s]
(2)InfoProvider Proの版権表示
　ippstart -v

機能説明

　ippstartコマンドは、InfoProvider Proを起動します。
　本コマンドは、環境定義ファイルに指定された各設定に従って、InfoProvider Proを起動します。

　以下に、ippstartコマンドのオプションと引数を説明します。

-f config_file

　環境定義ファイルのファイル名だけを指定します。環境定義ファイルは、以下のディレクトリに格納します。
　C:\Interstage\F3FMwww\Conf

　環境定義ファイルのファイル名を、絶対パスまたは相対パスで指定します。省略した場合は、カレントディレクトリのHTTPD.confを環境定義ファイルとします。

-p port-number

　使用するポート番号を指定します。省略した場合は、環境定義ファイルで指定されたポート番号で起動します。

-oc code-type

　返却されるHTMLのコード系を指定します。“jis”、“sjis”、“euc”のどれかを指定します。
　省略した場合は、環境定義ファイルの“output-code”の定義に従います。

-s

　InfoProvider Proをセキュアモードで起動します。

-v

　InfoProvider Proの版権を表示します。InfoProvider Proは起動しません。

注意事項

• 本コマンドは、管理者権限でだけ実行可能です。

• InfoProvider Proの起動後、環境定義ファイルのポート番号を変更しないでください。InfoProvider Proの停止、InfoProvider Proの動作状況の表示が正常に行われない場合があります。

使用例

　C:\Interstage\F3FMwww\Conf 配下のF3FMwww.datファイルを指定して起動する場合は、以下のように指定します。

C:\Interstage\F3FMwww\Program\ippstart -f F3FMwww.dat

　/opt/FSUNprovd/conf 配下のHTTPD.confファイルを指定して起動する場合は、以下のように指定します。

/opt/FSUNprovd/bin/ippstart -f /opt/FSUNprovd/conf/HTTPD.conf