Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

19.1 ippadpasswd

名前

　ippadpasswd　−　パスワード管理ファイルの設定

形式

(1)ユーザの登録
　ippadpasswd -f uidfile -a usrid -p password

(2)ユーザの削除
　ippadpasswd -f uidfile -d usrid

(3)ユーザのパスワードの変更
　ippadpasswd -f uidfile -u usrid -p password -op old-password

機能説明

　ippadpasswdコマンドは、パスワード管理ファイルの設定を行います。
　パスワード管理ファイルは、ユーザ名とパスワードを管理するファイルです。パスワード管理ファイルは、ユーザ認証で使用します。ippadpasswdコマンドはパスワード管理ファイルへのユーザの登録、ユーザの削除、ユーザのパスワードの変更を行います。

　以下に、ippadpasswdコマンドのオプションと引数を説明します。

-f uidfile

　ユーザ名、パスワードを管理するパスワード管理ファイル名をフルパスで指定します。

-a usrid

　パスワード管理ファイルに登録するユーザを指定します。

-d usrid

　パスワード管理ファイルから削除するユーザを指定します。

-u usrid

　パスワードを変更するユーザを指定します。

-p password

　パスワードを指定します。パスワードを変更する場合は、新パスワードを指定します。

-op old-password

　旧パスワードを指定します。

注意事項

• 本コマンドは、管理者権限でだけ実行可能です。
• ユーザ名とパスワードは、1バイトコードのASCII英数字文字列(0〜9およびA〜Zおよびa〜z)を使用して64バイト以内で指定します。

使用例

• ユーザの登録を行う場合
  C:\Interstage\F3FMwww\Program\ippadpasswd -f c:\PROGRA~1\INTERS~1\F3FMwww\Security\passwd.dat -a usr001 -p usr001p
• ユーザの削除を行う場合
  C:\Interstage\F3FMwww\Program\ippadpasswd -f c:\PROGRA~1\INTERS~1\F3FMwww\Security\passwd.dat -d usr001
• ユーザのパスワードを変更する場合
  C:\Interstage\F3FMwww\Program\ippadpasswd -f c:\PROGRA~1\INTERS~1\F3FMwww\Security\passwd.dat -u usr001 -p USR001 -op usr001p

• ユーザの登録を行う場合
  /opt/FSUNprovd/bin/ippadpasswd -f /etc/opt/FSUNprovd/passwd.conf -a usr001 -p usr001p
• ユーザの削除を行う場合
  /opt/FSUNprovd/bin/ippadpasswd -f /etc/opt/FSUNprovd/passwd.conf -d usr001
• ユーザのパスワードを変更する場合
  /opt/FSUNprovd/bin/ippadpasswd -f /etc/opt/FSUNprovd/passwd.conf -u usr001 -p USR001 -op usr001p