Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第2部 OLTPシステム運用編> 第10章 イベントサービス運用コマンド

10.5 esmonitorchnl

名前

 esmonitorchnl − イベントチャネルの接続情報を表示

形式

 esmonitorchnl [-l size ] [-M system]

機能説明

 イベントチャネルに接続されているコンシューマおよびサプライヤのIPアドレス(IP address)、ホスト名(HOST)、接続時刻(Date)およびプロキシ種別(Kind)を表示します。
 表示したい情報は、コマンド起動後に対話形式で指定します。
 接続情報を表示させた状態で、異常終了した接続情報を回収することもできます。
 指定できるオプションとパラメタを以下に示します。

-l size

 コンシューマおよびサプライヤ情報の、表示行数を指定します。
 省略した場合、表示行数は20で表示します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

使用例

[接続情報を表示するまでの操作]
 グループ名が“EVENT1”、イベントチャネル名が“CHNL1”で静的生成されたイベントチャネルに接続しているコンシューマの接続情報を表示する場合の例(環境変数LANGにCが設定されている場合)を以下に示します。なお、Linuxシステムでは、環境変数LANGに日本語を設定している場合でも、英語で出力されます。

  1. esmonitorchnlコマンドを実行します。
     esmonitorchnl
  2. イベントチャネルの起動タイプを選択します。静的チャネルの場合は“1”を、動的チャネルの場合は“2”を入力してください。
     Select channel type you want to use.
     1.static channel 2.dynamic channel > 1
  3. グループ名を入力します。
     Please input group name. > EVENT1
  4. チャネル名を入力します。
     Please input channel name. > CHNL1
  5. 表示する情報を選択します。コンシューマの場合は“1”を、サプライヤの場合は“2”を入力してください。
     Select display information you want to use.
     1.consumer 2.supplier > 1
  6. 指定されたイベントチャネルの接続情報が表示されます。

[イベントチャネルの接続情報の表示例]

  group name      : EVENT1
  channel name    : CHNL1
  count/all count : 3/3
  -----------------------------------------------------------------------
  No. IP address[HOST]
      Date                     Kind
  -----------------------------------------------------------------------
  0001 10.34.169.155[event]
       Wed Jun 21 13:49:45 2000  PullSupplier
  0002 10.34.169.156[fujitsu]
       Wed Jun 21 13:29:25 2000  PullSupplier
  0003 10.34.169.156[fujitsu] (2)
       Wed Jun 21 13:19:15 2000  PullSupplier
  >


 IPv6環境で運用している場合は、IPv4クライアントのIPアドレスはIPv4射影アドレスとして出力されます。たとえば、“No 0001”の場合は、“::ffff:10.34.169.155”と出力されます。
 IPv6環境で運用する設定については、“チューニングガイド”の“Interstageのチューニング”−“IPv6環境での運用について”、および“CORBAサービスの動作環境ファイル”−“config”(IP-versionパラメタ)を参照してください。

[接続情報表示後の操作]
 イベントチャネルの接続情報が表示後の状態では、接続情報の回収、次接続情報の表示、接続情報の再表示およびコマンドの終了を行うことができます。


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