Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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第5章 拡張CGIアプリケーションの作成方法> 5.2 拡張CGIアプリケーションの作成方法

5.2.1 拡張CGIアプリケーションの入出力データ

 拡張CGIアプリケーションの入出力データについて説明します。

■入力データ

 InfoProvider ProはHTTPボディ情報を、拡張CGIアプリケーションの標準入力に出力します。
 拡張CGIアプリケーションは、HTTPボディ部の情報を標準入力から読み込みます。拡張CGIアプリケーションは、インタフェースファイルに設定されたコンテント長を元にデータを読み込む必要があります。
 拡張CGIアプリケーションを強制終了する場合、InfoProvider Proは、HTTPボディ情報として以下の情報を出力します。この情報を受け取ったら、拡張CGIアプリケーションは処理を終了しなければなりません。
   logout

■出力データ

 拡張CGIアプリケーションは、Webブラウザに転送するデータ(処理結果)を標準出力へ出力します。
 標準出力への形式は、HTTP形式(ヘッダ部+空行+ボディ部)に従う必要があります。
 ヘッダ部は、いずれの項目も「キー:値」の形式で指定します。
 ヘッダ部とボディ部との間に空行を指定しなければなりません。

【HTTP形式】

status-code: 200↓
content-length: 80↓
content-type: text/plain↓
・・・
↓ (空行)
データ領域
・・・
・・・
(↓は改行を表します。)

 Webブラウザへサーバの状態を返却する場合、status-codeヘッダを設定します。
 status-codeヘッダに設定する値は、HTTP/1.1のステータスコードと同じ値を設定してください。ステータスコードの詳細は、"メッセージ集"を参照してください。
 次のHTTPヘッダ情報は必須です。

 ただし、ステータスコードが以下の値の場合は、ボディ情報がないため、「content-length」ヘッダを省略してもかまいません。

 以下のヘッダ情報により、拡張CGIアプリケーションの強制ログアウト時間(環境定義ファイルの「timeout」項目の値)を変更することができます。この情報は、Webブラウザには通知されません。

 また、下記の形の範囲でヘッダ情報を設定すると、次回要求時にインタフェースファイルに設定されます。この情報は、Webブラウザには通知されません。


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