Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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第5章 拡張CGIアプリケーションの作成方法> 5.1 拡張CGIアプリケーションの呼び出し方法

5.1.1 セション管理型の拡張CGIの呼び出し方法

■記述形式

/gai-gw/識別名[?パラメタ1+パラメタ2+ ・・・ +パラメタn]/

■定義項目

項目

説明

gai-gw

拡張CGIにアクセスするための識別子です。(固定文字列)

識別名

ゲートウェイ識別名です。InfoProvider Proの環境定義ファイルの"gai-gw"に指定した識別名を指定します。環境定義ファイルの設定方法については、"InfoProvider Pro環境定義ファイルの設定"を参照してください。

パラメタ

拡張CGIアプリケーションの起動時のパラメタ(argv)です。パラメタがある場合、識別名のうしろに"?"を付加してパラメタを指定します。パラメタを複数指定する場合は、パラメタとパラメタの間に"+"を指定します。

■URLでの呼び出し

http://ホスト名:ポート番号/gai-gw/識別名/

 ポート番号が80の場合、ポート番号は省略可能です。

■HTML文書での呼び出し

<A HREF="http://ホスト名:ポート番号/gai-gw/識別名/">拡張CGI呼び出し</A>

 ポート番号が80の場合、ポート番号は省略可能です。

 上記のように指定したリンクをたどると、InfoProvider ProからWebブラウザに対して以下のlocationヘッダが返されます。

http://ホスト名:ポート番号/gai-gw/識別名/セションID/

 セションIDとは、拡張CGIでセション管理をするための特別な文字列です。
 セション開設中に使用するURLは、上記のlocationヘッダに記述された位置からの相対パスを指定してください。

 拡張CGIのURLの記述方法を以下に示します。
 スクリプトと同時にパラメタを渡したい場合は、スクリプトの後ろに"?"を付加し、パラメタを指定します。パラメタを複数指定する場合は、パラメタとパラメタの間に"+"を指定します。
 指定されたパラメタは、インタフェースファイルの"argv"として拡張CGIゲートウェイアプリケーションに通知します。
 URLはすべて相対パスで記述します。ゲートウェイアプリケーションに渡すスクリプト(処理名)はFORMタグのACTIONで指定します。

 以下に例を示します。

 例:locationヘッダで返されたディレクトリ配下の、format.htmlへのリンク

<A HREF="format.html">フォーマット画面</A>

 例:ゲートウェイアプリケーションが、コマンド「search」を受け取りたいとき

 <FORM METHOD="POST" ACTION="search">
  検索文字列:<INPUT NAME="word"><p>
  <INPUT TYPE="submit" VALUE="検索開始"><p>
  <INPUT TYPE="reset"><p>
 </FORM>

 例:「search」にパラメタを2つ指定するとき

ACTION="search?param1+param2"


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