Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編) |
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第2章 環境作成 | > 2.1 InfoProvider Pro環境定義ファイルの設定 | > 2.1.3 定義項目詳細 |
acslog または
logauto または
acslog-rotation
Webブラウザからのアクセス状況をログとして出力するアクセスログファイルを指定します。
アクセスログファイルの作成方法により、定義名が異なります。指定可能な定義名を以下に示します。
定義名 |
アクセスログファイルの作成方法 |
指定の可否 |
|
---|---|---|---|
標準モード |
セキュアモード |
||
acslog |
ファイル名を指定して作成する |
○ |
× |
logauto |
自動的に作成する |
○ |
× |
acslog-rotation |
複数用意し、ローテーションする |
○ |
○ |
アクセスログファイル名を指定して作成する場合は、以下のように指定します。
acslog: アクセスログファイル名(フルパス) |
アクセスログファイル名を日付などからファイル名を自動的に作成する場合は、以下のように指定します。
logauto: 採取ディレクトリ名(フルパス) 作成間隔 |
「作成間隔」は日数で指定します。指定可能な範囲は1〜99です。省略値は7です。
アクセスログファイルは、指定した採取ディレクトリに以下の名前で作成されます。
acs_ポート番号_年月日(yyyymmdd).log
ポート番号80を指定して1998年4月1日にInfoProvider Proを起動した場合のアクセスログファイル名は、以下のようになります。
acs_80_19980401.log
「作成間隔」で指定した日数を経過すると、自動的にアクセスログファイルが切り替えられます。
「作成間隔」で指定した日数を経過する前に、InfoProvider Proの再起動を行った場合、それまで使用されていたアクセスログファイルが引き続き使用されます。
アクセスログファイルを複数用意し、ファイル容量によりローテーションする場合は、以下のように指定します。
acslog-rotation: 採取ディレクトリ名(フルパス) ファイル数 切り替え基準ファイル容量 |
「ファイル数」で指定可能な範囲は2〜10です。この項目のみを省略することはできません。
「切り替え基準ファイル容量」の単位はメガバイトで、指定可能な範囲は1〜200です。この項目のみを省略することはできません。
「ファイル数」と「切り替え基準ファイル容量」の両方を省略することができます。その時の省略値は、「ファイル数」が3、「切り替え基準ファイル容量」が10です。
アクセスログファイルは、指定した採取ディレクトリに以下の名前で作成されます。
ただし、IPアドレスがIPv6形式の場合、IPアドレスの区切り文字である":"は"."に置き換えられます。
acs_IPアドレス_ポート番号
acs_IPアドレス_ポート番号.0
acs_IPアドレス_ポート番号.1
:
アクセスログファイルの容量が「切り替え基準ファイル容量」を超えると、アクセスログファイルがローテーションされます。
InfoProvider Pro起動時に、指定した採取ディレクトリに該当するアクセスログファイルが存在する場合、それまで使用されていたアクセスログファイルが引き続き使用されます。
複数のInfoProvider Proを起動し運用する場合は、以下のどちらかの方法で、InfoProvider Proごとにアクセスログを採取してください。
アクセスログを別々に採取することにより、原因究明などが迅速に進む場合があります。
アクセスログを採取しません。
以下のように指定されたとみなします。
acslog-rotation: インストールディレクトリ 3 10
アクセスログファイルをローテーションさせて採取します。
採取するディレクトリはインストールディレクトリ、ファイル数は3、切り替え基準ファイル容量は10メガバイトとなります。
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