Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)
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付録F サンプルプログラム(Web連携編)> F.1 サーバアプリケーション

F.1.2 コンパイルおよびワークユニット定義の登録

 本アプリケーションをコンパイルする手順を説明します。
 本アプリケーションは任意のディレクトリに複写して使用してください。なお、複写後の環境に合わせて各ファイルをカストマイズする必要があります

 なお、本アプリケーションは、COBOL97のプロジェクトを使用してコンパイルすることを前提としています。

 COBOLのサンプルを使用する場合は、空白を含まないフォルダに複写してください。

 以下の記号を使用して説明します。

 サーバアプリケーションのコンパイルはプロジェクトを使用して実施します。

  >cd $CURRENT
  >tdc tdsample1.idl                   ---(a)
  サーバアプリケーションのコンパイル   ---(b)
  >isaddwudef tdsample1.wu             ---(c)

(a)IDLファイルをコンパイルします。

 tdcコマンドを実行することで、サーバアプリケーションを作成する上で必要なファイルが生成されます。なお、tdcコマンドはIDL定義をシステムに登録する機能も備えているため、すでにIDL定義が登録されている場合、tdcコマンドが異常終了します。その場合は、以下のオプションを指定してください。

   -update

(b)サーバアプリケーションをコンパイルします。

 サーバアプリケーションのコンパイルはCOBOL97のプロジェクトを使用して行います。コンパイルはプロジェクトのビルドを実行することにより、サーバアプリケーションの作成に必要なファイルのコンパイル、リンクを行います。

 また、IDLファイルの内容を変更した場合、再度(a)のIDLファイルのコンパイルを実施した後、サーバアプリケーションのリコンパイルを実施する必要があります。

(c)ワークユニット定義を登録します。

 isaddwudefコマンドを実行することにより、ワークユニット定義を登録します。
 ワークユニット定義がすでに登録されている場合には、以下のコマンドを実行してください。

  >isaddwudef -o tdsample1.wu

  %cd $CURRENT

  %make ------------------------(a)
  %isaddwudef tdsample1.wu     ---(b)

 (a) makeコマンドを実行し、コンパイルを行います。
 makeが失敗する場合には、一度以下のコマンドを実行してください。

  %make clean

 (b)isaddwudefコマンドで、ワークユニット定義を登録します。
 すでに登録されている場合には、以下のコマンドを実行してください。

  % isaddwudef -o tdsample1.wu

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