Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)
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付録D トランザクションアプリケーションのサンプルプログラム(サーバアプリケーション間連携編)> D.3 アプリケーションのコンパイル

D.3.1 IDL定義ファイルのコンパイル

 IDL定義ファイルからプログラム作成に必要なスタブ/スケルトンファイルを生成します。スタブ・スケルトンファイルは、IDLコンパイラにより生成されます。
 本サンプルの場合、トランザクションアプリケーション用IDLコンパイラであるtdcコマンドでIDL定義ファイルをコンパイルしてください。
 なお、アプリケーションの開発言語によって、生成されるスタブ・スケルトンファイルが異なるため、IDL定義ファイルのコンパイル時には、アプリケーションの開発言語に合わせて、以下に示すオプションを指定してください。

 本サンプルでは、「tds2tds.idl」がクライアント中継用サーバアプリケーション用、「tds2tds2.idl」が中継用サーバ末端用サーバ用のため、クライアントアプリケーションをコンパイルする場合は「tds2tds.idl」を、末端用サーバアプリケーションをコンパイルする場合は「tds2tds2.idl」を、中継用サーバアプリケーションをコンパイルする場合は両方のIDL定義ファイルをコンパイルしておく必要があります。

 IDL定義ファイル「tds2tds2.idl」をコンパイルする場合、開発言語のオプション指定は、中継用サーバアプリケーションはクライアントアプリケーションとして開発言語を指定するようにしてください。

例:中継用サーバがCOBOLの場合
%tdc -c -mcobol tds2tds.idl
%tdc -cobol -mc tds2tds2.idl

例:中継用サーバがC++の場合
%tdc -c -mcpp tds2tds.idl
%tdc -cpp -mc tds2tds2.idl

 なお、IDLコンパイラはIDL定義ファイルで記述されたIDLインタフェース情報をシステムに登録する機能も備えているため、すでにIDLインタフェース情報が登録されている場合は、IDLコンパイルコマンドが異常終了します。その場合は、以下のオプションを指定し、すでに登録されているIDLインタフェース情報を削除した後に、再度、IDL定義ファイルのコンパイルを実施するようにしてください。

-delete

例:COBOLの場合
%tdc -c -mcobol -delete tds2tds.idl
%tdc -c -mcobol tds2tds.idl

例:C++の場合
%tdc -c -mcpp -delete tds2tds.idl
%tdc -c -mcpp tds2tds.idl

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