MessageQueueDirector説明書 |
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第2部 拡張機能編 | > 第11章 イベントチャネル連携サービス | > 11.3 環境作成 | > 11.3.3 環境定義の記述 |
URLリストファイルは、ネーミングサービス方式で通信する場合に、相手サーバのオブジェクトリファレンスを登録しているネーミングサービスのURLを格納するファイルです。ネーミングサービスのURLは複数格納することができます。
イベントチャネル連携サービスでは、通信先のオブジェクトリファレンスを獲得するために、URLリストファイルに格納されているネーミングサービスのURLへ順次問い合わせを行います。
ネーミングサービスのURLの指定方式を以下に示します。
iiop://<address>[:<port>]
<address>:
ホスト名、DNS名、IPアドレスを指定することが可能です。省略はできません。
63文字以下で記述してください。
<port>:
接続先ORBのポート番号を指定します。
以下にURLリストファイルの設定例を示します。
iiop://255.255.255.1:8002#ネーミングサービスの場所のURL1 iiop://255.255.255.2:8002#ネーミングサービスの場所のURL2 iiop://255.255.255.255#ネーミングサービスの場所のURL3 |
URLリストファイルに指定できるURLは、1023個まで指定が可能です。
あらかじめ、システムで使用しているネーミングサービスをURLリストファイルに記述しておくことにより、システム内でサーバを移動する時などに環境変更の操作が軽減され、サーバの移動が簡単に行えるようになります。
ネーミングサービスからのオブジェクトリファレンス取得処理は、URLリストファイルの先頭のURLから処理します。そのため、URLリストファイルへ複数のネーミングサービスのURLを記述する場合は、頻繁に接続するネーミングサービスをURLリストファイルの先頭(上位)に記述しておくことにより、性能面で有利になります。
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