MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第8章 プログラムインタフェース> 8.3 C言語インタフェース> 8.3.1 各インタフェースの説明

8.3.1.10 mqd_peekmsg (メッセージを参照する)

機能説明

 メッセージキュー内のメッセージを参照します。

記述形式

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      #include "mqdapi.h"
      int mqd_peekmsg(MQD_MessageQueue *queue, int mode, MQD_MessageHeader *mhbuffer,
                      MQD_MessageBody *mbbuffer, long mblength, int cursor,
                      MQD_Environment *env)
---------------------------------------------------------------------------------------

パラメタ

queue

 mqd_connectq関数から返されたメッセージキューへのポインタをそのまま指定します。

mode

 メッセージがない場合の対処を指定します。

  MQD_Q_MODE_ASYNC: 非同期モード

メッセージがない場合は、すぐに復帰します。

  MQD_Q_MODE_SYNC: 同期モード

メッセージが到着するまで待ちます。

mhbuffer

 メッセージヘッダを入れる領域へのポインタを指定します。領域は発行元が用意します。メッセージヘッダ(MQD_MessageHeader構造体)の詳細については、“8.3.2 パラメタの詳細説明”を参照してください。

mbbuffer

 メッセージ本体を入れる領域へのポインタを指定します。領域は発行元が用意します。メッセージ本体(MQD_MessageBody構造体)の詳細については、“8.3.2 パラメタの詳細説明”を参照してください。

mblength

 mbbufferで指定した領域の長さを指定します。

cursor

 メッセージを参照した後のカーソルの位置づけを指定します。

  MQD_Q_CURSOR_NEXTUNIT:

メッセージを参照した後カーソルを次のユニットの先頭メッセージに位置づけます。

  MQD_Q_CURSOR_CURRENT:

メッセージを参照した後カーソルを動かしません。

  MQD_Q_CURSOR_NEXTMSG:

メッセージを参照した後カーソルを次のメッセージに位置づけます。

env

 例外処理のための復帰情報へのポインタを指定します。エラー詳細コードに以下の値が返されます。復帰情報(MQD_Environment構造体)の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。

  MQD_ERR_SYNTAX,        MQD_ERR_NOSYSTEM,      MQD_ERR_NOCONNECT,
  MQD_ERR_INVALIDAPI,    MQD_ERR_NOCONNECTQUE,  MQD_ERR_DOWNRCV,
  MQD_ERR_DEADLOCK,      MQD_ERR_BACKOUT,       MQD_ERR_IO,
  MQD_ERR_NOMEMORY,      MQD_ERR_PROCESSOVER,
  MQD_ERR_BUFFERLACK,    MQD_ERR_TRANFILE,      MQD_ERR_MSGFILE,
  MQD_ERR_UNITMSGOVER,   MQD_ERR_UNITSUMOVER,   MQD_ERR_NOQUE,
  MQD_ERR_NOMSG,         MQD_ERR_QUEEND,        MQD_ERR_QUERINHIBIT,
  MQD_ERR_PURGEMSG,      MQD_ERR_MSGBODYLENGTH, MQD_ERR_PEEKMODE,
  MQD_ERR_CURSORMODE

  MQD_ERR_SYNTAX,       MQD_ERR_NOSYSTEM,      MQD_ERR_NOCONNECT,
  MQD_ERR_INVALIDAPI,   MQD_ERR_NOCONNECTQUE,  MQD_ERR_DOWNRCV,
  MQD_ERR_DEADLOCK,     MQD_ERR_BACKOUT,       MQD_ERR_OTHERTHR,
  MQD_ERR_IO,           MQD_ERR_NOMEMORY,      
  MQD_ERR_PROCESSOVER,  MQD_ERR_BUFFERLACK,    MQD_ERR_TRANFILE,
  MQD_ERR_MSGFILE,      MQD_ERR_UNITMSGOVER,   MQD_ERR_UNITSUMOVER,
  MQD_ERR_NOQUE,        MQD_ERR_NOMSG,         MQD_ERR_QUEEND,
  MQD_ERR_QUERINHIBIT,  MQD_ERR_PURGEMSG,      MQD_ERR_MSGBODYLENGTH,
  MQD_ERR_PEEKMODE,     MQD_ERR_CURSORMODE

復帰値

 本関数の処理結果が以下の復帰値で通知されます。

 正常時: 0
 異常時: -1

注意事項


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