MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第8章 プログラムインタフェース> 8.3 C言語インタフェース> 8.3.1 各インタフェースの説明

8.3.1.7 mqd_getqlist (メッセージキュー名の一覧を通知する)

機能説明

 MQDの管理しているメッセージキューの名前の一覧を通知します。

記述形式

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      #include "mqdapi.h"
      int mqd_getqlist(MQD_System *system, MQD_QueueName *qnamearray, int *qnum,
                       MQD_Environment *env)
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パラメタ

system

 mqd_connect関数から返されたMQDシステム情報へのポインタをそのまま指定します。

qnamearray

 メッセージキュー名の配列の先頭を指すポインタを指定します。メッセージキュー名の一覧が通知されます。qnumで指定した分の領域を用意する必要があります。メッセージキュー名の一覧(MQD_QueueName構造体)の詳細については、“8.3.2 パラメタの詳細説明”を参照してください。

qnum

 作成済のメッセージキューの総数を指定します。本関数から復帰したときに、qnumで指定した数が、実際のメッセージキューの個数に置き換えられます。また、この数が実際のメッセージキューの個数より小さい場合には、指定した数のメッセージキュー名の一覧が通知され、エラー詳細コード“MQD_ERR_ARRAYLACK ”が返されます。

env

 例外処理のための復帰情報へのポインタを指定します。エラー詳細コードに以下の値が返されます。復帰情報(MQD_Environment構造体)の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。

  MQD_ERR_SYNTAX,     MQD_ERR_NOSYSTEM, MQD_ERR_NOCONNECT,
  MQD_ERR_IO,         MQD_ERR_NOMEMORY, MQD_ERR_ARRAYLACK,
  MQD_ERR_NOQUEEXIST, MQD_ERR_QNUM

復帰値

 本関数の処理結果が以下の復帰値で通知されます。

 正常時: 0
 異常時: -1

注意事項

 メッセージキュー名の一覧を通知する場合には、MQDへ接続しておく必要があります。


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