MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第1章 概要> 1.2 利用形態

1.2.2 メッセージ交換の形態

 メッセージ交換は、メッセージ送信側とメッセージ受信側の配置関係から以下の三つの形態があります。


1対1型

 1対1型のメッセージ交換を図1.5に示します。この形態は、メッセージ交換の基本形であり、メッセージ送信側アプリケーションとメッセージ受信側アプリケーションが1対1に対応しています。

[図1.5 1対1型のメッセージ交換]

  APPL: APPLication program


集信型

 集信型のメッセージ交換を図1.6に示します。この形態は、複数のメッセージ送信側アプリケーションと一つのメッセージ受信側アプリケーションから成る形態です。分散したデータを1箇所に集めて処理する場合に利用します。

[図1.6 集信型のメッセージ交換]

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配信型

 配信型のメッセージ交換を図1.7に示します。この形態は、一つのメッセージ送信側アプリケーションと複数のメッセージ受信側アプリケーションから成る形態です。データを複数箇所に配布して分散処理を行う場合に利用します。

 この形態は、MQDの基本機能(メッセージ交換)と同報配信サービスを使用して利用できます。同報配信サービスの詳細については、“第9章 同報配信サービス”を参照してください。

[図1.7 配信型のメッセージ交換]

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