InfoDirectory使用手引書 |
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第3部 SDK編 | > 第5章 アプリケーション開発環境(LDAP C API) | > 5.2 関数インタフェース | > 5.2.17 検索結果の解析処理 |
この関数は、指定されたエントリの最初の属性名を通知します。【指定形式】
char *ldap_first_attribute(
LDAP *ld,
LDAPMessage *entry,
BerElement **ptr
);【パラメタの説明】
- ld
ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
- entry
ldap_first_entry()またはldap_next_entry()によって通知された、エントリのアドレスを指定します。
- ptr
獲得したBERエレメントのアドレスを格納するための、ポインタ変数のアドレスを指定します。このパラメタが示すポインタ変数は、NULLで初期化しておく必要があります。
【復帰値】
この関数は、復帰値として以下の値を返します。
- 正常完了の場合 : 最初の属性名のアドレス
- 異常完了の場合 : NULL
正常完了の場合には、獲得したBERエレメントのアドレスが、ptrパラメタで指定されたポインタ変数に設定されます。
【注意事項】
- 動的メモリの解放
ldap_first_attribute()で通知されたBERエレメントは、不要になった時点でldap_ber_free()を使用して解放しなければなりません。また、ldap_first_attribute()が復帰値として返した属性名の領域は、不要になった時点でldap_memfree()を使用して解放しなければなりません。詳細は、動的メモリの解放を参照してください。
この関数は、直前のldap_first_attribute()またはldap_next_attribute()で通知された属性名の、次の属性名を通知します。【指定形式】
char *ldap_next_attribute(
LDAP *ld,
LDAPMessage *entry,
BerElement *ber
);【パラメタの説明】
- ld
ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
- entry
直前のldap_first_attribute()またはldap_next_attribute()と同じ、エントリのアドレスを指定します。
- ptr
直前のldap_first_attribute()またはldap_next_attribute()で使用した、BERエレメントのアドレスを格納したポインタ変数のアドレスを指定します。
【復帰値】
この関数は、復帰値として以下の値を返します。
- 正常完了の場合 : 次の属性名のアドレス
- 異常完了の場合 : NULL
正常完了の場合には、ptrパラメタが示すBERエレメントの内容が更新されます。次の属性名がない場合には、復帰値としてNULLを返します。
【注意事項】
- 動的メモリの解放
ldap_next_attribute()が復帰値として返した属性名の領域は、不要になった時点でldap_memfree()を使用して解放しなければなりません。詳細は、動的メモリの解放を参照してください。
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