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第2部 管理ツール編> 第4章 機能> 4.5 サーバ管理> 4.5.5 [データベース]タブ

4.5.5.8 シャドウ契約

 シャドウ契約では、ディレクトリ(サプライヤ)の情報をリモートDSAのディレクトリ(コンシューマ)にコピーして、参照できる設定を行います。

注意事項)

シャドウイング環境でスキーマ拡張を実施する場合は、サプライヤDSA、コンシューマDSAそれぞれに対してスキーマ拡張を行う必要があります。詳細はスキーマ管理、およびスキーマ管理の使用例を参照してください。

[シャドウ契約一覧]ダイアロ

[図: [シャドウ契約一覧]ダイアログ]

[表: [シャドウ契約一覧]ダイアログの設定項目]

項目

概要

スケジュール外を認めない

全リフレッシュが要求され、シャドウ契約は中断されます。




契約状態


  •  利用可能

  •  サスペンド(シャドウ契約は中断されている)

  •  利用不可(シャドウ契約は終了されている)

ローカルID

DSA中の各契約エントリでユニークなシャドウ契約のためのローカル識別子が表示されます。

サプライヤ

サプライヤのDSA名が表示されます。"LOCAL"と表示されている場合は、ローカルDSAがサプライヤであることを示します。

コンシューマ

コンシューマのDSA名が表示されます。"LOCAL"と表示されている場合は、ローカルDSAがコンシューマであることを示します。

[適用]ボタン

シャドウ契約([スケジュール外を認めない]の設定)の変更を有効にします。

[追加]ボタン

このボタンを押すと[シャドウ契約(追加)]ダイアログが起動され、シャドウ契約の新規作成が行えます。

[更新]ボタン

更新したいシャドウ契約をリストより選択した後に、このボタンを押すと[シャドウ契約(更新)]ダイアログが起動され、選択したシャドウ契約に関する更新作業を行えます。

[削除]ボタン

削除したいシャドウ契約をリストより選択した後に、このボタンを押すと選択したシャドウ契約の削除を行えます。
※ [契約状態]が[終了]のシャドウ契約も一緒に削除されてしまいますので注意してください。

[相手先を更新]ボタン

選択したリモートDSAのホスト情報を、アップデートします。

リモートDSA側で設定を削除した場合は、この操作で設定を復旧することができます。

[キャンセル]ボタン

[サーバ管理]ウィンドウを終了します。

[ヘルプ]ボタン

[サーバ管理]ウィンドウのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.1 [シャドウ契約(追加)]ダイアロ

 [シャドウ契約(追加)]ダイアログでは、シャドウイングの方法、時刻などを指定し、シャドウ契約設定を作成します。

[図: [シャドウ契約(追加)]ダイアログ]

[表: [シャドウ契約(追加)]ダイアログの設定項目]

項目

概要

ローカルID

DSA内のシャドウ契約でユニークなローカルIDを指定します。

グローバルID

サプライヤとコンシューマ間のシャドウ契約でユニークなグローバルIDを指定します。コンシューマ、サプライヤは同じグローバルIDを使用しなければなりません。

リモートDSA DN

リモートDSAのDNを指定します。テキストフィールドに直接入力するか、[参照]ボタンをクリックし選択します。

[参照]ボタン

[登録されたDSA一覧]ダイアログを起動します。

ローカルDSA設定

  • ローカルDSAが、"サプライヤ"、または"コンシューマ"であるかを選択します。

契約タイプ

シャドウイング処理を開始する契機を選択します。

  • サプライヤの変更に依存
     サプライヤにおいて、シャドウ契約の[サブツリーベース]配下のエントリが更新されると、サプライヤはコンシューマに対してシャドウイングを開始します。
  • サプライヤの契約値に依存
     サプライヤは契約値で指定されたスケジュールにしたがってシャドウイングを開始します。
     この契約を選択すると、契約値フィールドの [ウィンドウサイズ]、[更新間隔]が入力可能となり、[カレンダー]ボタンが有効となります。

契約状態

シャドウイングの契約状態を選択します。
シャドウ契約を追加した時は、デフォルトで選択されている[全リフレッシュを待つ]を選択してください。

  • 全リフレッシュを待つ
     サプライヤからコンシューマに対してすべてのエントリ情報がシャドウイングされます。シャドウイングが完了すると、自動的に[増加するリフレッシュを待つ]に遷移します。
  • 増加するリフレッシュを待つ
     サプライヤにおいて、シャドウ契約の[サブツリーベース]配下のエントリを更新すると、サプライヤはコンシューマに対して差分情報のみシャドウイングします。
  • サスペンド
     シャドウ契約を一時的に停止状態に設定します。
  • 終了
     シャドウ契約を終了状態に設定します。

契約値

サブツリーベース

サプライヤからシャドウイングさせるトップエントリのDNを指定します。

開始時刻

[カレンダー]ダイアログで設定した最初のシャドウイングコピーが始まる時刻を表示します。

前回のアップデート時刻

前回、アップデートが行われた時刻を表示します。

次回のアップデート時刻

次回、アップデートが行われる時刻を表示します。

更新結果

前回のシャドウイング結果を表示します。

ウィンドウサイズ

更新間隔時間が経過した後、コピー処理をどのくらいの時間(秒単位)行うのかを指定します。
この項目は、[契約タイプ]で[サプライヤの契約値に依存]が選択された場合に有効となります。

更新間隔

連続したコピーの間隔時間を秒単位で指定します。
この項目は、[契約タイプ]で[サプライヤの契約値に依存]が選択された場合に有効となります。

[カレンダー]ボタン

[カレンダー]ダイアログが起動し、[開始時刻]の設定を行えます。
このボタンは、[契約タイプ]で[サプライヤの契約値に依存]が選択された場合に有効となります。

[選択された属性]ボタン

[選択された属性]ダイアログを起動します。

[OK]ボタン

シャドウ契約の設定を行い、このダイアログを終了します。

[キャンセル]ボタン

シャドウ契約の設定を行わないで、このダイアログを終了します。

[ヘルプ]ボタン

このダイアログのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.2 [シャドウ契約(更新)]ダイアロ

 [シャドウ契約(更新)]ダイアログでは、[契約状態]のみ更新を行えます。

[図: [シャドウ契約(更新)]ダイアログ]

[表: [シャドウ契約(更新)]ダイアログの設定項目]

項目

概要

ローカルID

シャドウ契約のローカルIDを表示します。

グローバルID

シャドウ契約のグローバルIDを表示します。

リモートDSA DN

シャドウ契約で設定されたリモートDSAのDNを表示します。

ローカルDSA詳細

シャドウ契約で設定されたローカルDSAが"サプライヤ"であるか、"コンシューマ"であるかを表示します。

契約タイプ

シャドウ契約で設定されたシャドウイング交換の契約タイプ("サプライヤの変更に依存"、または"サプライヤの契約値に依存")を表示します。

契約状態

現在の契約状態を表示します。変更することが可能です。

  • 全リフレッシュを待つ
     サプライヤからコンシューマに対してすべてのエントリ情報がシャドウイングされます。シャドウイングが完了すると、自動的に[増加するリフレッシュを待つ]に遷移します。
    シャドウ契約(更新)画面で、この状態の場合、全リフレッシュの処理中であるか、または、サプライヤ/コンシューマのいずれかのDSAが起動されていません。もしくは他方のDSAにおいてシャドウ契約が設定されていない状態です。
  • 増加するリフレッシュを待つ
     サプライヤにおいて、シャドウ契約の[サブツリーベース]配下のエントリを更新すると、サプライヤはコンシューマに対して差分情報のみシャドウイングします。
     サプライヤからコンシューマに対して、再度、全てのエントリ情報を反映させたい場合、[全リフレッシュ]を選択して[OK]ボタンを押してください。
  • サスペンド
     シャドウ契約は一時的に停止状態に設定します。シャドウイング処理中に異常を検出した場合、[サスペンド]に遷移します。エラーを回避して、[全リフレッシュ]、または[増加するリフレッシュを待つ]に設定してください。
  • 終了
     シャドウ契約を終了状態に設定します。[全リフレッシュを待つ]、または[増加するリフレッシュを待つ]の状態からシャドウ契約を停止状態にする場合、[終了]に設定してください。

契約値

サブツリーベース

シャドウ契約設定されたシャドウイングさせるサブツリーのトップエントリのDNを表示します。

開始時刻

最初のシャドウイングコピー開始時刻を表示します。

前回のアップデート時刻

前回、アップデートが行われた時刻を表示します。

次回のアップデート時刻

次回、アップデートが行われる時刻を表示します。

更新結果

前回のシャドウイング結果を表示します。

ウィンドウサイズ

更新間隔時間が経過した後、コピー処理をどのくらいの時間(秒単位)行うのかを表示します。

更新間隔

連続したコピーの間隔時間を秒単位で表示します。

[選択された属性]ボタン

[選択された属性]ダイアログを起動します。
一度シャドウ契約を設定した後は、編集不可です。変更したい場合はシャドウ契約を削除してから設定しなおしてください。

[OK]ボタン

契約状態の更新を行い、このダイアログを終了します。

[キャンセル]ボタン

契約状態の更新を行わないで、このダイアログを終了します。

[ヘルプ]ボタン

このダイアログのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.3 [カレンダー]ダイアロ

 [カレンダー]ダイアログは、[シャドウ契約(追加)]ダイアログまたは[ログ管理]タブで、[カレンダー]ボタンを押すことで起動します。

[図: [カレンダー]ダイアログ]

[表: [カレンダー]ダイアログの設定項目]

項目

概要

日付

最初に処理を始める月を選択します。

西暦

最初に処理を始める西暦を選択します。

最初に処理を始める日を選択します。

時間

最初に処理を始める時間を選択します。
デフォルト値は[カレンダー]ダイアログを起動したときの、マシン時間が表示されています。
時間変更は、"時"、"分"、"秒"、"AM/PM"の変更したい箇所を選択した後に、"▲"ボタン、"▼"ボタンを押すことで行えます。

タイムゾーン

タイムゾーンを選択できます。

[OK]ボタン

設定値を呼出し元のダイアログに反映して、このダイアログを終了します。

[キャンセル]ボタン

設定値の反映を行わないで、このダイアログを終了します。

[ヘルプ]ボタン

このダイアログのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.4 [選択された属性]ダイアロ

 [選択された属性]ダイアログでは、シャドウイング対象のオブジェクトクラス、属性の設定を行います。

[図: [選択された属性]ダイアログ]

[表: [選択された属性]ダイアログの設定項目]

項目

概要

すべてを含む

シャドウイングにすべての属性を含める場合に選択します。

指定

シャドウイングで特定のオブジェクトクラスまたは、属性だけをコピーしたい場合に選択します。
この項目を選択することで、以下の項目が有効となります。

  • 以下を含む
     属性リストに表示されている属性をすべてコピーする場合に指定します。
  • 以下を除く
     属性リストに表示されている属性をすべて除く場合に指定します。

オブジェクトクラス

[属性選択]ダイアログで選択されたオブジェクトクラスのリストを表示します。

属性

選択されたオブジェクトクラスの属性リストを表示します。

[追加]ボタン

オブジェクトクラス、属性の追加を行うために、[属性選択]ダイアログを起動します。
このボタンは、[指定]項目が選択された場合に有効となります。

[削除]ボタン

選択したオブジェクトクラスをリストより削除します。
このボタンは、[指定]項目が選択された場合に有効となります。

[OK]ボタン

選択された属性の反映を行い、このダイアログを終了します。

[キャンセル]ボタン

選択された属性の反映を行わないで、このダイアログを終了します。

[ヘルプ]ボタン

このダイアログのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.5 [属性選択]ダイアロ

 [属性選択]ダイアログでは、[選択された属性]ダイアログに追加するオブジェクトクラス、属性の選択設定を行います。

[図: [属性選択]ダイアログ]

[表: [属性選択]ダイアログの設定項目]

項目

概要

オブジェクトクラス

全オブジェクトクラスを選択

すべてのオブジェクトクラスを選択する場合に指定します。

オブジェクトクラスを指定

特定のオブジェクトクラスを選択する場合に指定します。

属性

全属性を選択

すべての属性を選択する場合に指定します。

属性を指定

特定の属性を選択する場合に指定します。

カテゴリ

カテゴリを選択できます。

オブジェクトクラスリスト

指定されたカテゴリのオブジェクトクラスのリストを表示します。
[オブジェクトクラスを指定]を選択した場合に、リスト内のオブジェクトクラスの選択が可能となります。

属性リスト

オブジェクトクラスリストで選択されたオブジェクトクラスの属性リストを表示します。
[属性を指定]を選択した場合に、リスト内の属性の選択が可能となります。

[OK]ボタン

設定値を[選択された属性]ダイアログに反映して、このダイアログを終了します。

[キャンセル]ボタン

設定の反映を行わないで、このダイアログを終了します。

[ヘルプ]ボタン

このダイアログのヘルプが表示されます。

4.5.5.8.6 シャドウ契約の削

  1. [シャドウ契約一覧]ダイアログのリストから削除したいシャドウ契約を選択し、[削除]ボタンを押します。
  2. その後、出力される[接続先ホストのバインド情報]ダイアログで設定項目の確認を行い、[OK]ボタンを押すことでリモートDSAのシャドウ契約の削除も行われます。

     これで、ローカル、リモート両方のシャドウ契約の削除が実現できます。

注意事項

 ローカルの[契約状態]が[終了]のシャドウ契約も一緒に削除されますので、注意してください。

4.5.5.8.7 リモートDSAのシャドウ契約をアップデー

  1. [シャドウ契約一覧]ダイアログのリストからアップデートしたいシャドウ契約を選択し、[接続先を更新]ボタンを押します。
  2. その後、出力される[接続先ホストのバインド情報]ダイアログで設定項目の確認を行い、[OK]ボタンを押すことでリモートDSAのシャドウ契約アップデートが行われます。

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