Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第3章 エントリの管理 | > 3.2 コマンドを使用する |
changetype行に“add”を指定し、次行から属性定義を記述します。
エントリを追加する場合
dn: cn=User002,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
例中に記載のオブジェクトクラス、属性については、それぞれ、“オブジェクトクラス一覧”、“属性一覧”を参照してください。
changetype行に“delete”を指定します。
エントリを削除する場合
version: 1 |
例中に記載のオブジェクトクラス、属性については、それぞれ、“オブジェクトクラス一覧”、“属性一覧”を参照してください。
エントリの属性、属性値に対して、追加、削除、置換えを行うには、changetype行に“modify”を指定します。さらに、次行に変更方法を示す種別を指定します。
属性の変更種別は、以下の3つの中からどれか1つを指定します。
dn行で指定したエントリに属性を追加します。その属性型がすでにエントリにある場合は、属性値を追加します。
dn行で指定したエントリから属性を削除します。その属性型に複数の属性値がある場合は、属性値すべてを削除します。複数の属性値のうち1つだけを削除する場合は、delete行の次の行で、属性名と属性値を記述します。
dn行で指定したエントリの属性を、指定した値で置き換えます。指定したエントリが指定した属性を持たない場合、その属性を作成します。
属性の変更種別を省略した場合、次のように解釈されます。
属性の変更種別の次の行には、変更する属性の内容を指定します。続けて複数の変更を記述する場合は、“-”(マイナス)で区切ります。
次の書式で記述します。
dn: エントリのDN |
属性の変更種別に“add”を指定します。
mail属性を追加する場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
2つのtelephonenumber属性と1つのjpegPhoto属性を追加する場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
属性の変更種別に“delete”を指定します。
description属性を削除する場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
属性の変更種別に“delete”を指定します。
User001のエントリ情報が次の状態であるとします。
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
telephonenumber 7777-1234を削除する場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
この結果、User001のエントリ情報は次のようになります。
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
属性の変更種別に“replace”を指定します。
mail を user001@interstage.fujitsu.com から user001_Fujitsu@interstage.fujitsu.com に変更する場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
対象の属性値を削除してから、置き換える値で追加します。
User001のエントリ情報が次の状態であるとします。
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
telephonenumber 7777-1234 を 7777-9001 で置き換える場合
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
この結果、User001のエントリ情報は次のようになります。
dn: cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
例中に記載のオブジェクトクラス、属性については、それぞれ、“オブジェクトクラス一覧”、“属性一覧”を参照してください。
changetype行に“modrdn”を指定します。さらに、次行にエントリの識別名変更の詳細方法を指定します。
識別名変更の詳細方法は、以下の2つです。この順序で指定します。
“deleteoldrdn”は省略できます。省略すると古いRDNを削除します。
次の書式で記述します。
dn: エントリのDN |
User002のエントリのRDNを、User002. Fujitsuに変更する場合
dn: cn=User002,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com |
例中に記載のオブジェクトクラス、属性については、それぞれ、“オブジェクトクラス一覧”、“属性一覧”を参照してください。
“RFC2849”(June. 2000) に定義されている以下の機能は、Smart Repositoryでは未サポートです。
属性値を持たない属性の登録はできません。
空白行で終わる属性値の場合Base64形式での出力を行っていません。
LDIFからのcontrol機能の指定はできません。
LDIFからOIDで指定される属性の指定はできません。
属性値に使用する言語を指定できません。
以下に記述例を示します。
dn:: b3U95Za25qWt6YOoLG89QWlyaXVz |
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