Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第12章 Entity Beanの実装> 12.7 CMP1.1のEnterprise Beanクラスの作成

12.7.3 setEntityContextメソッドおよびunsetEntityContextメソッドの記述

 setEntityContextメソッドは、インスタンス生成時(EJBアプリケーション起動時)に呼び出されます。unsetEntityContext()メソッドは、インスタンス消去時(EJBアプリケーション停止時)に呼び出されます。

 一般的には、setEntityContextメソッドでは、1回だけ初期化するような処理、unsetEntityContextでは、回収処理などの後処理を記述します。また、setEntityContextメソッドでは、引数で渡されるEntityContextのリファレンスをインスタンス内に保持するように記述します。


 Entity Beanから別のEntity Beanを呼び出す場合、呼出し元のEntity BeanのsetEntityContextメソッド内に、呼出し先のEntity Beanをlookupする処理を記述することはできません。他のメソッド内に記述してください。

■ 記述例

public void setEntityContext(javax.ejb.EntityContext ctx) throws javax.ejb.EJBException
{
        context = ctx;
}
public void unsetEntityContext() throws javax.ejb.EJBException
{
        context = null;
}

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