Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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目次
索引
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3.8.2 動作環境の確認
■環境変数の設定
環境変数CLASSPATHに、次の値が設定されていない場合は設定してください。
- C:\Interstage\J2EE\lib\isj2ee.jar
-
- /opt/FJSVj2ee/lib/isj2ee.jar
(1)Javaのインストール
- Interstageのサーバパッケージをインストールする場合
- 標準インストールでは、JDK1.4がインストールされます。
- カスタムインストールでは、JDKまたはJREを選択してインストールしてください。
(2)Javaの環境変数
Interstage上で、J2EEアプリケーションを動作させる場合は、Javaの環境設定を行う必要があります。環境変数PATHに、以下の値が設定されていない場合は設定してください。
- JDK1.4系使用時:C:\Interstage\JDK14\jre\bin
JRE1.4系使用時:C:\Interstage\JRE14\bin
- JDK1.3系使用時:C:\Interstage\JDK13\jre\bin
JRE1.3系使用時:C:\Interstage\JRE13\bin
-
- JDK1.4系使用時:/opt/FJSVawjbk/jdk14/jre/bin
JRE1.4系使用時:/opt/FJSVawjbk/jre14/bin
JDK1.3系使用時:/opt/FJSVawjbk/jdk13/jre/bin
JRE1.3系使用時:/opt/FJSVawjbk/jre13/bin
環境変数の“PATH”は、使用するシェルによっては“path”となる場合がありますので、環境に合わせて設定してください。
ディレクトリ中にバージョンが含まれている場合は適宜読み替えて設定してください。
Java VMのバージョンの違いによる非互換等の問題を防ぐため、開発/配備/運用で使用するJDK/JREのバージョンは一致させる事を推奨します。また、J2EEアプリケーションクライアント、Webアプリケーション、EJBアプリケーションが連携して動作する場合なども、おのおのが使用するJava VMのバージョンの違いによる非互換等の問題を防ぐため、使用するJDK/JREのバージョンを一致させることを推奨します。
■IJServerを利用する場合の設定
IJServerを利用する場合は、アプリケーションの実行に必要なプロパティ情報を記述したファイルが必要になります。
プロパティ情報ファイル(orb.properties)は、Interstageインストール時に以下のディレクトリに複写されますが、Solaris OEまたはLinuxでカスタムインストールでJavaを後からインストールした場合または、Javaを追加インストールした場合は該当個所に複写が必要です。
- (プロパティ情報ファイル:C:\Interstage\EJB\etc\orb.properties)
(JDKの場合)%{JAVA_HOME}%\jre\lib
(JREの場合)%{JAVA_HOME}%\lib
-
- (プロパティ情報ファイル:/opt/FJSVejb/etc/orb.properties)
(JDKの場合)%{JAVA_HOME}%/jre/lib
(JREの場合)%{JAVA_HOME}%/lib
また、IJServerを利用する場合はJava環境設定ファイルへの設定が必要です。
Interstageのインストール時にJavaの環境設定が設定されていない場合、または、Solaris OEまたはLinuxでカスタムインストールでJavaを後からインストールした場合または、Javaを追加インストールした場合は、Java環境設定ファイルにJavaを追加で設定してください。
Java環境設定ファイルは、以下のディレクトリに作成されます。
- C:\Interstage\J2EE\etc\java_config.txt
-
- /opt/FJSVj2ee/etc/java_config.txt
以下に設定形式と設定する場合の注意事項について説明します。
◆設定形式
以下の形式で設定してください。
使用するJavaのバージョン = Javaのインストールディレクトリ
- 使用するJavaのバージョン
使用するJavaのバージョンは、以下のように記述してください。
- JDK1.4を使用する場合・・・JDK14DIR
- JRE1.4を使用する場合・・・JRE14DIR
- JDK1.3を使用する場合・・・JDK13DIR
- JRE1.3を使用する場合・・・JRE13DIR
- Javaのインストールディレクトリ
Javaのインストールディレクトリは、絶対パス形式で設定してください。
- C:\Interstage\jdk14にインストールしたJDK1.4を使用する場合の記述例
JDK14DIR = C:\Interstage\jdk14
-
- /opt/FJSVawjbk/jdkにインストールしたJDK1.4を使用する場合の記述例
JDK14DIR = /opt/FJSVawjbk/jdk14
- 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。
- Interstageのインストール時にJDKを選択した場合、Java環境としてJDKの中に含まれるJREを使用することはできません。この場合、「使用するJavaのバージョン」に “JDK14DIR”または“JDK13DIR”を指定し、Java環境としてJDKを使用するようにしてください。
- Java環境設定ファイルに情報を設定する場合は、管理者権限で実施してください。
- 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。
- Java環境設定ファイルの「使用するJavaのバージョン」にJRE14DIRまたは、JRE13DIRを指定した場合は、「Javaのインストールディレクトリ」に、JDK1.4または、JDK1.3配下のJREを設定しないでください。JRE1.3または、JRE1.4をインストールしたディレクトリを設定してください。
- 複数のJavaをインストールし、IJServerごとに使用するJavaを選択したい場合、Interstage管理コンソール > ワークユニット > ワークユニット設定のJavaバージョンで使用するJavaを選択してください。Javaバージョンの指定がない場合は、Java環境設定ファイルの中から以下の優先順位にしたがってJavaのバージョンが決定されます。
V7.0で作成したIJServerの場合
優先順位 :Javaのバージョン
1 :JDK1.4
2 :JRE1.4
3 :JDK1.3
4 :JRE1.3
V6.0で作成したIJServerの場合
優先順位 :Javaのバージョン
1 :JDK1.3
2 :JRE1.3
3 :JDK1.4
4 :JRE1.4
例えばV6.0で作成したIJServerで、javaバージョンの指定がない、かつ、Java環境設定ファイルのJavaのバージョンに、JDK1.4とJDK1.3を記述している場合は、設定優先度の高いJDK1.3がIJServerの動作時に使用されます。
■EJBサービス運用コマンドを利用する場合の設定
EJBサービス運用コマンドを利用する場合は、EJBのJava環境設定ファイルおよび環境変数の設定が必要です。
以下のいずれかに該当している場合は、Java環境設定ファイルにJavaを追加で設定してください。
- Interstageのインストール時にJavaの環境設定が設定されていない
- Solaris OEまたはLinuxでカスタムインストールでJavaを後からインストールした
- Javaを追加インストールした
Java環境設定ファイルは、以下のディレクトリに作成されます。
- C:\Interstage\EJB\etc\java_config.txt
-
- /opt/FJSVejb/etc/java_config.txt
以下に設定形式と設定する場合の注意事項について説明します。
◆設定形式
以下の形式で設定してください。
使用するJavaのバージョン = Javaのインストールディレクトリ
- 使用するJavaのバージョン
使用するJavaのバージョンは、以下のように記述してください。
- JDK1.4を使用する場合・・・JDK14DIR
- JRE1.4を使用する場合・・・JRE14DIR
- JDK1.3を使用する場合・・・JDK13DIR
- JRE1.3を使用する場合・・・JRE13DIR
- Javaのインストールディレクトリ
Javaのインストールディレクトリは、絶対パス形式で設定してください。
- C:\Interstage\jdk14にインストールしたJDK1.4を使用する場合の記述例
JDK14DIR = C:\Interstage\jdk14
-
- /opt/FJSVawjbk/jdkにインストールしたJDK1.4を使用する場合の記述例
JDK14DIR = /opt/FJSVawjbk/jdk14
- 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。
- Interstageのインストール時にJDKを選択した場合、Java環境としてJDKの中に含まれるJREを使用することはできません。この場合、「使用するJavaのバージョン」に “JDK14DIR”または“JDK13DIR”を指定し、Java環境としてJDKを使用するようにしてください。
- Java環境設定ファイルに情報を設定する場合は、管理者権限で実施してください。
- 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。
- Java環境設定ファイルの「使用するJavaのバージョン」にJRE14DIRまたは、JRE13DIRを指定した場合は、「Javaのインストールディレクトリ」に、JDK1.4または、JDK1.3配下のJREを設定しないでください。
JRE1.3または、JRE1.4をインストールしたディレクトリを設定してください。
以下の環境変数を設定してください。
使用するJava |
設定値 |
JDK1.3 |
/opt/FJSVawjbk/jdk13/jre/lib/sparc
/opt/FJSVawjbk/jdk13/jre/native_threads
/opt/FJSVawjbk/jdk13/jre/lib/sparc/hotspot |
JRE1.3 |
/opt/FJSVawjb/jre13/lib/sparc
/opt/FJSVawjb/jre13/lib/sparc/native_threads
/opt/FJSVawjb/jre13/lib/sparc/hotspot |
JDK1.4 |
/opt/FJSVawjbk/jdk14/jre/lib/sparc
/opt/FJSVawjbk/jdk14/jre/lib/sparc/native_threads
/opt/FJSVawjbk/jdk14/jre/lib/sparc/client |
JRE1.4 |
/opt/FJSVawjb/jre14/lib/sparc
/opt/FJSVawjb/jre14/lib/sparc/native_threads
/opt/FJSVawjb/jre14/lib/sparc/client |
複数のJavaをJava環境設定ファイルに記述して運用する場合、LD_LIBRARY_PATHには最も優先度の高いJavaのバージョンを設定してください。Javaのバージョンの優先度は、以下のとおりです。
優先順位 |
Javaのバージョン |
1 |
JDK1.3 |
2 |
JRE1.3 |
3 |
JDK1.4 |
4 |
JRE1.4 |
環境変数の“PATH”は、使用するシェルによっては“path”となる場合がありますので、環境に合わせて設定してください。
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