Interstage Portalworks 管理者ガイド
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付録A 運用管理ツール> A.10 旧バージョン互換ツール

A.10.2 認証方式切り替えツール

【コマンド名】

【実行例】

実行すると以下の画面がまず表示されます。

The authentication type which you can select is as follows.
         0: Portalworks
         1: LDAP
         2: InterstageSSO 
Please select a number of authentication type :  [0-2,?,q]

この画面は、変更する認証方式を聞いています。
0もしくは2を選択した場合は、そのまま確認画面へ遷移しますが、1を選択した場合は認証サーバの情報を入力する必要があり以下の画面表示へ遷移します。0で示されているPortalworksは独自認証を示しています。

LDAPを選択した場合

Please specify server address. [?,q] ldap.portalworks.co.jp <RETURN>

この画面はLDAPサーバアドレス(マシンアドレス)を聞いています。デフォルトはありません。ここでは、「ldap.portalworks.co.jp」と入力します。

Please specify port. [1-65535,?,q] 389<RETURN>

LDAPポート番号(LDAPアクセス用のポート番号)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「389」と入力します。

Please specify access DN. [?,q] 
uid=kmuser,o=portalworks,c=jp<RETURN>

LDAPアクセス用DN(LDAPサーバの管理者用DN(Distinguished Name))を聞いています。デフォルトはありません。ここでは、「uid=kmuser,o=portalworks,c=jp」と入力します。

Please specify access password. [?]<RETURN>
Please specify access password again. [?]<RETURN>

LDAPアクセス用パスワード(PortalworksがLDAPサーバにアクセスする際のパスワード)を聞いています。ここでは、パスワードと確認入力との一致チェックは行いますが、実際にLDAPにアクセスできるかどうかの検証は行いません。デフォルトはありません。ここでは、入力した文字列は表示されません。

Please specify base DN. [?,q] o=portalworks,c=jp<RETURN>

ユーザのベースDN(Portalworksの利用者が登録されているLDAPサーバ上のツリーのベースDN)を聞いています。デフォルトはありません。ここでは、「o=portalworks,c=jp」と入力します。

Please specify unique key. [?,q] uid<RETURN>

ユニークキー(Portalworksの利用者を識別するためのキー)を聞いています指定してください。ユニークキーとしては、通常、uidを使用します。ユニークキーの値は、Portalworksの利用者ログイン認証画面のユーザ名となりますのでベースDN内で一意である必要があります。デフォルトはありません。ここでは、「uid」と入力します。

Information for authentication.
        Authentication type : LDAP
        Server address     : ldap.portalworks.co.jp
        Server port        : 389
        Access DN          : uid=kmuser,o=portalworks,c=jp
        Access password    : ********
        Base DN            : o=portalworks,c=jp
        Unique key         : uid
Do you want to change this information? n<RETURN>

認証システムの設定を再確認する画面です。表示した値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度入力に戻ります。ここでは、「n<RETURN>」を入力し切り替えを実行します。

Interstage シングル・サインオンの場合

Information for authentication.
        Authentication type : InterstageSSO
Do Do you want to change this information? n<RETURN>

認証システムの設定を再確認する画面です。表示した値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度入力に戻ります。ここでは、「n<RETURN>」を入力し切り替えを実行します。

【コマンド実行後の作業】

本コマンドを実行後、各認証サーバに対して利用者の登録を行ってください。

独自認証の場合は、Portalworksの運用管理画面より行ってください。

Interstage シングル・サインオンの場合は、さらに以下の作業を行ってください。

  1. Interstage シングル・サインオン用のjarファイルをクラスパスに追加してください。
    クラスパスの追加方法については、“サーブレットの環境設定”を参照してください。
  2. Portalworksの定義ファイルの変更をしてください。
    変更前
    /** Login Configuration for the Interstage Portalworks **/

    PortalWorks {
      com.fujitsu.portalworks.brickfront.auth.module.PWLoginModule required normalize=lower;
    };

    変更後
    /** Login Configuration for the Portalworks **/

    PortalWorks {
      com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISCredentialLoginModule sufficient;
      com.fujitsu.interstage.sso.auth.module.ISLoginModule sufficient
        authservertrusted="yes";
    };
  3. ログオフ後のURLの設定を変更します。
    1. HTTPプロトコル経由でアクセスできる箇所にHTMLファイルを用意します。
    2. サーブレットを起動します。(“サーブレットの起動と停止”を参照)
    3. 運用管理コンソールを起動をします。
      運用管理コンソールの起動方法については、“1.4.3 運用管理機能(運用管理コンソール)の起動”を参照してください。
    4. [システム全般 - ログオフURL]をクリックします。
    5. [ログオフ後のURL]に1.で設定したファイルのURLを指定します。

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