ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

11.1.4 定義項目参照/更新

get/set/listサブコマンドを使用することで、コマンドラインから定義値の参照や更新を行うことができます。
これらのサブコマンドには、以下の特徴があります。

定義項目

定義項目は以下のようにカテゴリごとに階層化されており、カテゴリとプロパティ名はピリオド(.)で区切られます。

clusterName.category1.category3.property1
clusterName.category1.category4.property2
clusterName.category2.category5.property3
clusterName.category2.category6.property4
clusterName.category2.category7.property5
clusterName.category2.category8.property6
clusterName.category2.category8.category9.property7
clusterName.category2.category8.category9.property8

最上位のカテゴリ一覧とInterstage Java EE管理コンソールとの対応を以下に示します。操作可能な定義項目については、「11.18 asadminコマンドで操作できる定義項目」を参照してください。

カテゴリ名

操作対象

Interstage Java EE管理コンソール定義箇所

configs.config.http-service

HTTPサービス

設定 > ${設定名} > HTTPサービス

configs.config.iiop-service

IIOPサービス

設定 > ${設定名} > ORB

configs.config.admin-service

管理サービス

設定 > ${設定名} > 管理サービス

configs.config.connector-service

コネクタサービス

設定 > ${設定名} > コネクタサービス

configs.config.web-container

Webコンテナ

設定 > ${設定名} > Webコンテナ

configs.config.ejb-container

EJBコンテナ

設定 > ${設定名} > EJBコンテナ

configs.config.mdb-container

MDBコンテナ

設定 > ${設定名} > EJBコンテナのMDB設定タブ

configs.config.jms-service

JMSサービス

設定 > ${設定名} > Java メッセージサービス

configs.config.log-service

ログ

設定 > ${設定名} > ロガーの設定

configs.config.security-service

セキュリティ

設定 > ${設定名} > セキュリティ

configs.config.transaction-service

トランザクションサービス

設定 > ${設定名} > トランザクションサービス

configs.config.monitoring-service

監視サービス

設定 > ${設定名} > 監視

configs.config.java-config

Java

設定 > ${設定名} > JVM設定

configs.config.thread-pools

スレッドプール

設定 > ${設定名} > スレッドプール

configs.config.group-management-service

グループ管理サービス

設定 > ${設定名} > グループ管理サービス

configs.config.system-property

システムプロパティ

設定 > ${設定名} > システム設定

configs.config.ijserver-control

プロセス制御設定

設定 > ${設定名} > プロセス制御

resources.custom-resource

カスタムリソース

リソース > JNDI > カスタムリソース

resources.external-jndi-resource

外部JNDIリソース

リソース > JNDI > 外部リソース

resources.jdbc-resource

JDBCリソース

リソース > JDBC > JDBCリソース

resources.mail-resource

JavaMailセッション

リソース > JavaMailセッション

resources.admin-object-resource

管理オブジェクトリソース

リソース > コネクタ > 管理オブジェクトリソース

resources.connector-resource

コネクタリソース

リソース > コネクタ > コネクタリソース

resources.resource-adapter-config

コネクタモジュール(リソースアダプタ)

アプリケーション > コネクタモジュール
(※単体のコネクタモジュール配備時)

resources.jdbc-connection-pool

JDBC接続プール

リソース > JDBC > 接続プール

resources.connector-connection-pool

コネクタ接続プール

リソース > コネクタ > コネクタ接続プール

定義項目名に指定可能な文字

定義項目名には、以下の文字を指定できます。

ワイルドカードやエスケープ文字について

get/listサブコマンドは、以下のようにカテゴリや定義項目名の末尾にピリオドとアスタリスクを指定できます。

asadmin list IJServer001.*

この場合、アスタリスクがワイルドカードの働きをします。

指定したカテゴリの直下の要素だけ表示したい場合は、末尾に「.*」を指定します。
例えば、以下の例ではIJServer001直下のカテゴリがすべて表示されます。

asadmin list IJServer001.*

サブカテゴリも含めてすべてを表示したい場合は、末尾に「.*.*」を指定します。
例えば、以下の例ではIJServer001配下のプロパティがすべて表示されます。

asadmin get IJServer001.*.*

以下のようにget/listサブコマンドの引数にアスタリスクだけを指定した場合、カレントディレクトリのファイル一覧がコマンドの引数となり、オペランドが不正となるためエラーとなります。

asadmin list *

なお、コマンドをマルチモードで実行している場合は問題ありません。

また、名前にピリオド(.)を含んだカテゴリやプロパティを指定する場合は、エスケープ文字として'\'を指定します。

asadmin set IJServer001.http-service.property.dot\.sample=value

getサブコマンドによる定義参照時、setサブコマンドで指定したエスケープ文字は表示されません。getサブコマンドで表示された定義内容を修正してsetサブコマンドで再設定する場合は、必要に応じてエスケープ文字を再度指定してください。エスケープ文字の指定方法の詳細は、「エスケープ文字の利用」を参照してください。

サーバーインスタンス/IJServerクラスタ/設定の指定方法について

サーバーインスタンス/IJServerクラスタ/設定の配下の項目を参照/更新する場合、以下のように指定します。

11.1.4.1 getサブコマンド

形式

get [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--file filename] [--encoding {UTF-8|SJIS|EUC}] property_name[ property_name]...

機能説明

指定した定義項目の値を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--file

-f

指定した外部ファイルへ結果が出力されます。
存在しないディレクトリとファイルを指定した場合、コマンド実行ユーザに書き込み権限があれば、自動的にディレクトリとファイルが作成されます。
すでに存在するファイルを指定した場合、ファイルを上書きしても良いかどうかの問い合わせが行われます。

--encoding

なし

外部ファイルのエンコーディングを指定します。
デフォルト値はプラットフォームごとに異なります。

  Windows: SJIS
  Solaris: EUC
  Linux: UTF-8

オペランド

オペランド名

省略

説明

property_name

不可

値を表示したい定義項目を指定します。
複数指定する場合は空白で区切ります。
定義項目名で利用可能な文字については、「11.1.4 定義項目参照/更新」の「定義項目名に指定可能な文字」を参照してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

定義項目jvm-optionsの値を表示するには以下のように実行します。

> asadmin get IJServer001.java-config.jvm-options
IJServer001.java-config.jvm-options=-XX:MaxPermSize=192m,-Djavax.management.builder.initial=com.sun.enterprise.ee.admin.AppServerMBeanServerBuilder......

以下のように定義項目名の一部にアスタリスクを使用することもできます。

> asadmin get IJServer001.*.*

コマンドの表示結果をファイルへ出力したい場合は以下のようにファイル名を指定します。

> asadmin get --file config.txt IJServer001.*.*

定義項目を複数指定する場合は以下のように定義項目を指定します。

> asadmin get resources.jdbc-connection-pool.DerbyPool.name resources.jdbc-resource.jdbc/__default.jndi-name

11.1.4.2 setサブコマンド

形式

set [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--encoding {UTF-8|SJIS|EUC}] {--file filename|property_name=value[ property_name=value]...}

機能説明

指定した定義項目の値を設定します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--encoding

なし

外部ファイルのエンコーディングを指定します。
デフォルト値はプラットフォームごとに異なります。

  Windows: SJIS
  Solaris: EUC
  Linux: UTF-8

--file

-f

外部ファイルから定義項目と値の一覧を読み込みます。
定義更新でエラーが発生した場合は、要素ごとに以下の形式でエラーメッセージが表示されます。
  ERROR (%要素%): %詳細メッセージ%
上記の要素と詳細メッセージを参照してください。

オペランドのプロパティ名と本オプションのどちらかを指定できます。

オペランド

オペランド名

省略

説明

property_name=value

不可

定義項目名と値を「=」で区切って指定します。 (注)
複数指定する場合は空白で区切ります。
定義更新でエラーが発生した場合は、要素ごとに以下の形式でエラーメッセージが表示されます。
  ERROR (%要素%): %詳細メッセージ%
上記の要素と詳細メッセージを参照してください。

--fileオプションと本オペランドのどちらかを指定できます。
定義項目名で利用可能な文字については、「11.1.4 定義項目参照/更新」の「定義項目名に指定可能な文字」を参照してください。

注) 値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、定義項目によって以下のような動作となります。

定義項目の種類

動作

値を省略できない定義項目の場合

エラーとなります。

値を省略可能、かつデフォルト値のある定義項目の場合

デフォルト値で初期化されます。

値を省略可能、かつデフォルト値のない定義項目の場合

空文字列""が設定されます。

システムプロパティ、または追加プロパティの場合

property_nameで指定したシステムプロパティ、または追加プロパティを削除します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

定義項目maximum-processing-timeの値を設定するには以下のように実行します。

> asadmin set IJServer001.ijserver-control.maximum-processing-time=480
IJServer001.ijserver-control.maximum-processing-time=480

省略可能な項目については、以下のように値を省略して定義項目名と「=」だけを指定することでデフォルト値を設定できます。

> asadmin set IJServer001.ejb-container.max-pool-size=

定義項目と値の一覧を外部ファイルから読み込む場合は、以下のようにファイル名を指定します。

> asadmin set --file config.txt

定義項目を複数指定する場合は以下のように定義項目を指定します。

> asadmin set resources.jdbc-connection-pool.DerbyPool.allow-non-component-callers=false resources.jdbc-resource.jdbc/__default.enabled=true

11.1.4.3 listサブコマンド

形式

list [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [category_name[ category_name]...]

機能説明

カテゴリの一覧を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

category_name

表示したいカテゴリの親カテゴリを指定します。
複数指定する場合は空白で区切ります。
オペランドを省略した場合は、最上位のカテゴリが表示されます。
カテゴリ(定義項目名)で利用可能な文字については、「11.1.4 定義項目参照/更新」の「定義項目名に指定可能な文字」を参照してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

IJServerクラスタ配下のカテゴリ一覧を表示するには以下のように実行します。

> asadmin list IJServer001.*
IJServer001.category1.category2
IJServer001.category1.category3

カテゴリを複数指定する場合は以下のようにカテゴリを指定します。

> asadmin list resources.jdbc-connection-pool resources.jdbc-resource