Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 Live Helpの使い方

2.4 リモート操作: クライアントのコンピュータを操作

セッションが始まると、エキスパートは、クライアントのコンピュータのリモート操作権を得ます。[リモート操作]ボタンが押された状態になります。リモート操作オプションの設定により、クライアントのコンピュータに接続した時、自動的にリモート操作権を得たり、クライアントのキーボードやマウスを無効化したりできます。詳しくは、“リモート操作”を参照してください。

[リモート操作]ボタンをクリックしたり、[ツール]−[リモート操作]コマンドを選択したりして、リモート操作を開始することもできます。

エキスパートは、クライアントの画面を[Live Help Expert]ウィンドウの中に見ることができます。クライアントが問題を再現する様子を見たり、クライアントのアプリケーションやデスクトップをエキスパートが自分のキーボードやマウスを使って操作したりすることができます。エキスパートの操作やその結果は、クライアントも見ることになります。

クライアントのコンピュータの前に座っているときのように、キーボードとマウスは交互に使うようにしてください。2人の内1人だけが、マウスやキーボードを使うようにしてください。必要があれば、クライアントのキーボードやマウスを無効化し、操作の混乱を防ぐことができます。

通常、エキスパートはセッションの間、つねにリモート操作の状態にしておきます。リモート操作を停止したいときは、[リモート操作]ボタンをクリックしてください。

セッションにほかのエキスパートが参加しているとき、そのエキスパートは、[リモート操作]ボタンをクリックしてリモート操作権を得ることができます。同時には、1人のエキスパートだけがリモート操作権を得ることができます。

リモート操作を行う場合、エキスパートとクライアントのキーボードタイプは一致している必要があります。異なるキーボードタイプ(例えば、OADGキーボードと親指シフトキーボード)の組み合わせの場合、正しい文字が入力できない場合があります。また、デスクトップパソコンから、ノートブックパソコンをリモート操作すると、ノートブックパソコンがNumLockオンになる場合があります。これは、[Live Help Expert]プログラムがリモート操作の開始時点で、[Live Help Client]プログラムにキーボードのNumLock状態を反映するためで、エキスパートのデスクトップパソコンがNumLockオンの状態で使われている場合に発生します。[Live Help Expert]プログラムをデスクトップパソコンで運用する場合は、NumLockをオフ状態でクライアントとの通信を開始するようにしてください。


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