ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第5部 リファレンス> 第16章 HTTP通信環境のセットアップ

16.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法

運用管理クライアント上の以下のファイルに対し、基本認証を設定する場合の設定方法を説明します。

ここでの基本認証の設定の前に、「16.2.1 Microsoft(R) Internet Information Serverの場合」の「2.ディレクトリ・セキュリティの設定」で示す、匿名アクセスの設定を行っておいてください。

基本認証の設定は、Windowsへのユーザアカウントの登録、ファイルへのアクセス制御設定、および、IISでのファイル・セキュリティ設定の3段階で行います。

  1. Windowsへのユーザアカウントの登録

    管理コンソール起動HTML、またはユーザの起動HTMLにアクセスするためのユーザアカウントを登録します。

    「コントロールパネル」から「ユーザー アカウント」(Windows(R)XP Professionalの場合)を開いて、ユーザを登録してください。

    登録方法はWindowsのヘルプなどを参照してください。

  2. ファイルへのアクセス制御設定

    Windows(R)XP Professionalの場合、「エクスプローラ」の「ツール」メニューから「フォルダオプション」を開き、「表示」タブの「詳細設定:」で、「簡易ファイルの共有を使用する」チェックボックスをオフに設定しておきます。

    Windows(R)XPの既定の設定である、簡易ファイルの共有が行えなくなるので、Windows(R)XPのヘルプを参照し、システムの運用に影響がないか、充分に確認を行ってください。

    【参考:フォルダオプションヘルプ 抜粋】

    簡易共有を使用すると、自分の属しているワークグループまたはネットワークのメンバすべてとフォルダを共有したり、ユーザープロファイルのフォルダを個人用にしたりできます。


    以下にファイルへのアクセス制御設定の方法を示します。

    1. 「エクスプローラ」で以下のフォルダを開きます。

      <運用管理クライアントインストールフォルダ>\www

    2. 「AdminConsole.html」または「ユーザ名.html」をポイントして右クリックメニューから「プロパティ」を選択し、プロパティウインドウを開きます。
    3. 「セキュリティ」タブを選択し、「グループ名またはユーザー名」に、アクセスを許可するユーザを登録してください。その際、アクセスを許可したくないユーザが既に含まれている場合には、削除してください。
    4. アクセスを許可するユーザへの「アクセスの許可」(アクセス権)は、最低限「読み取り」権限を許可してください。
    5. 「OK」ボタンにより定義を適用します。
  3. IISでのファイル・セキュリティ設定

    以下にIISでのファイル・セキュリティ設定の方法を示します。

    1. Microsoft(R) Internet Information Serverの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。
    2. 右側のウインドウ領域から「AdminConsole.html」または「ユーザ名.html」をポイントして右クリックメニューから「プロパティ」を選択し、プロパティウインドウを開きます。
    3. 「ファイル セキュリティ」タブを選択し、「匿名アクセスおよび認証コントロール」の「編集」ボタンを選択します。
    4. 「匿名アクセス」チェックボックスをオフにし、「認証済みアクセス」の「基本認証」チェックボックスをオンにします。その際、その他の認証方法のチェックボックスがオンになっていた場合は、オフにします。
    5. 「OK」ボタンにより定義を適用します。

以上で基本認証の設定は完了です。


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