ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第5部 リファレンス> 第16章 HTTP通信環境のセットアップ

16.2 仮想ディレクトリの設定方法

管理サーバと通信するために、Webサーバに対して、仮想ディレクトリを登録する必要があります。

ここでは、以下の5つのWebサーバを例に、登録手順を説明します。

WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Serverのとき、以下の条件の場合は、インストールの際に仮想ディレクトリが自動的に設定されます(事前にWWWサービス - World Wide Web Publishing Service - が起動している必要があります)。

ただし、OSがMicrosoft(R) Windows Server(TM) 2003の場合に追加で実行するsqc〜setc.batコマンドは自動的には実行されませんので、手動で実行する必要があります。

運用管理クライアントでは、仮想ディレクトリの設定だけではなく、仮想ディレクトリのディレクトリ・セキュリティの設定も必要です。ディレクトリ・セキュリティの設定方法は、下記を参照ください。

16.2.1 Microsoft(R) Internet Information Serverの場合

  1. 仮想ディレクトリの作成

    下記の設定コマンドを実行する場合、事前にWWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動している必要があります。また、Microsoft(R) Internet Information Serverのバージョンが5.0または6.0の場合、「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在していることを確認してください。

    本コマンドを実行する場合、コマンドプロンプト上で、インストールディレクトリ\binにカレントディレクトリを移動した後に実行してください。

    以下のコマンドを実行して設定を行ってください。

    また、OSがMicrosoft(R) Windows Server(TM) 2003の場合は、さらに次のコマンドを実行します。

  2. ディレクトリ・セキュリティの設定

    ディレクトリ・セキュリティの設定は、運用管理クライアントでのみ必要な設定です。

    1. Microsoft(R) Internet Information Serverの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。
    2. 上記仮想ディレクトリのプロパティ画面にて、ディレクトリセキュリティのタブを選択します。
    3. 匿名アクセスで使用するアカウントとして、Administratorの権限(運用管理クライアントインストール時のアカウント)を持つアカウントを設定します。
    4. 認証済アクセスでは、「基本認証」のチェックを外してください。

    管理コンソールにアクセス制限を行う必要がある場合には、「16.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法」を参照してください。

16.2.2 Apache HTTP Server 1.3.26の場合 

  1. [スタート]メニューから以下のように選択し、コンフィギュレーションファイルを開きます。

    [スタート]

    → [プログラム]

    → [Apache HTTP Server]

    → [Configure Apache Server]

    → [Edit the Apache httpd.conf Configuration File]

    環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

    仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを参照してください。

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

  1. エディタでコンフィギュレーションファイルを開きます。
  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

    仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを参照してください。

  3. Apache2.0の初期状態では文字化けを起こす可能性がありますので、

    必要に応じて、下記の状態に設定して下さい。

    AddDefaultCharset Off

  4. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

16.2.3 Netscape(R) Enterprise Server 3.0の場合

  1. [スタート]メニューから以下のように選択し、サーバ・アドミニストレーション・ページを表示します。

    [スタート]

    → [プログラム]

    → [Netscape SuiteSpot]

    → [Administration]

    環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

  2. 仮想ディレクトリを追加するサーバを選択し、サーバ・マネージャ・ページを表示します。

    仮想ディレクトリを作成します。
    ページ上段の[Content Management]ボタンを押下し、次にページ左欄のリストで[Additional Document Directories]へのリンクを押下し、[Additional Document Directories]のページを表示します。

    以下のとおり設定して[OK]ボタンを押下し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンを押下します。

    URL Prefix : <エイリアス>

    Map To Directory: <インストールディレクトリ>\www

  3. 作成した仮想ディレクトリ配下のディレクトリcgi-binにCGIプログラムの実行権を設定します。

    ページ上段の[Programs]ボタンを押下し、次にページ左欄のリストで[CGI Directory]を押下し、[CGI Directory]のページを表示します。

    以下のとおり設定して[OK]ボタンを押下し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンを押下します。

    URL Prefix : <エイリアス>/cgi-bin

    CGI Directory: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin

16.2.4 Interstage HTTP Server (Interstage Application Server同梱)の場合 

  1. エディタでInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

    以下に格納されている環境定義ファイルを編集します。

    C:\Interstage\F3FMihs\conf\httpd.conf

    注)インストールパスがデフォルトの場合です。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Interstage HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

  1. エディタでInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

    以下に格納されている環境定義ファイルを編集します。

    /etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf

    注)インストールパスがデフォルトの場合です。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    ScriptAlias /<エイリアス>/cgi-bin/ "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /<エイリアス>/ "<インストールディレクトリ>/www/"

    <Directory "<インストールディレクトリ>/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Interstage HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

16.2.5 InfoProvider Pro(Interstage Application Server同梱)の場合

  1. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。
  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin <エイリアス>/cgi-bin

    link: <エイリアス> <インストールディレクトリ>\www

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition V2.0L20同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できないので、以下のとおり設定してください。

  1. 仮想ディレクトリ相当を作成します。


    Webサーバが公開する最上位ディレクトリ下に新しいディレクトリ「<エイリアス>」を作成し、そこへ本製品のインストールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。
    エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

    <APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950 height=512>

    <PARAM name="CGI" value=http://xxx.yyy.com/<エイリアス>-cgi-bin/dbref.cgi>

    </APPLET>

    上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

  2. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの最後に以下の行を追加します。

    cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>\www\cgi-bin <エイリアス>-cgi-bin

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

  1. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。

    仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin <エイリアス>/cgi-bin

    link: <エイリアス> <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin

  2. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition 3.0同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できないので、以下のとおり設定してください。

  1. 仮想ディレクトリ相当を作成します。


    Webサーバが公開する最上位ディレクトリ下に新しいディレクトリ「<エイリアス>」を作成し、そこへ本製品のインストールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。
    エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

    <APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950 height=512>

    <PARAM name="CGI" value=http://xxx.yyy.com/<エイリアス>-cgi-bin/dbref.cgi>

    </APPLET>

    上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

  2. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの最後に以下の行を追加します。

    cgi-path-idnt: <インストールディレクトリ>/www/cgi-bin <エイリアス>-cgi-bin

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。


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