ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第3部 使用手引> 第9章 管理コンソール画面

9.2 定義画面

9.2.1 画面構成

定義画面は、「管理コンソール画面」の「コンソール定義」タブの「定義画面」ボタンから起動します。

起動すると以下の定義画面が表示されます。

定義画面は、以下から構成されます。

項番

構成要素

説明

(1)

ツールバー

以下のメニューがあります。

  • コンソール定義を保存
    • マスタコンソール定義への保存を行います。
  • コンソール定義をリロード
    • マスタコンソール定義をリロードします。
  • 新規コンソール
    • 新規にコンソール画面を開きます。
  • スケジュールレポート登録
    • 定期レポート登録画面を開きます。
  • マニュアル
    • ユーザーズガイド(本マニュアル)を開きます。
  • 定義画面ヘルプ
    • ユーザーズガイドの定義画面使用手引部分(本章)を直接開きます。

(2)

ツリー表示域

ETERNUS SF Disk Space Monitorの環境構成がツリー形式で表示されます。

(3)

設定画面表示域

各情報を入力するための設定画面が表示されます。

9.2.1.1 定義画面ツリ説明

定義画面ツリーは以下のように段階的に表示されます。

段階

説明

Topツリー

定義画面を開いた初期段階での表示状態です。

ツリーのrootであるSettingsから、システムグループまでが表示されます。

システムグループのノードを選択すると、システムグループツリーに切り替わります。

システムグループツリー

システムグループから、Agentまでが表示されます。

先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。

Agentノードを選択すると、Agentツリーに切り替わります。

Agentツリー

Agentから、配下の管理構成全てが表示されます。

先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。

ツリーを構成するノードは、以下のアイコンで表示されます。

アイコン

意味

定義画面機能(ツリーのroot)を表します。

前段階のツリーに戻ることを表します。

情報をまとめて格納するフォルダを表します。

システムグループを表します。

Agentなどの、単体のサーバを表します。

各ミドルウェアなどで定義されているインスタンスを表します。

 

情報の設定を行うノードであることを表します。

関連ツールを表します。

9.2.2 基本的な操作方法 

左側の定義画面ツリーで情報の設定を行うノードを選択し、右側の設定画面で情報を入力します。

各設定画面には、幾つかの操作ボタンが配置されています。

各ボタンの共通の動作を以下に示します。

ボタン

動作

追加

構成定義を新規追加するために、初期状態の情報画面を開きます。

編集

既存の構成定義を編集するために、既存情報が入った情報画面を開きます。

削除

構成定義を削除します。削除の問い合わせに対し、OKをクリックすると、削除された情報は適用されます。

同時に開いているコンソール画面のツリーには自動では反映されません。

7.3.1.1 モニタツリーのリロード」または「7.4.1.1 ドリルダウンツリーのリロード」に従ってリロードしてください。

表示

情報表示画面を開きます。

適用

情報の入力を完了し、画面を閉じます。

このタイミングで、追加・変更された情報はローカルコンソール定義に適用されます。

同時に開いているコンソール画面のツリーには自動では反映されません。

7.3.1.1 モニタツリーのリロード」または「7.4.1.1 ドリルダウンツリーのリロード」に従ってリロードしてください。

リセット

入力した情報を、画面を開いた時の状態に戻します。

キャンセル

情報の入力をキャンセルし、画面を閉じます。

閉じる

参照を終了し、画面を閉じます。

9.2.3 設定項目 

定義画面ツリーのノードごとに設定項目について説明します。

ツリー構成

説明個所

Settings

ConfigurationSettings

9.2.3.1 管理構成定義(ConfigurationSettings)

 

SystemGroups

9.2.3.1.1 SystemGroups

Agents

9.2.3.1.2 Agents

 

RelationTools

9.2.3.1.3 RelationTools

ManagedObject

 

各種インスタンス

 

Resources

9.2.3.1.4 Resources

UnregisterdAgents

9.2.3.2 未登録Agent情報(UnregisteredAgents)

9.2.3.1 管理構成定義(ConfigurationSettings)

定義画面ツリーのConfigurationSettingsフォルダ配下では、管理対象の構成情報について設定します。

9.2.3.1.1 SystemGroups

システムグループを登録します。

システムグループとは、管理対象システムを構成する複数のサーバをまとめて管理するためのグループです。

モニタやレポートにおいて、表示単位として指定します。

管理するサーバは、必ずどこかのグループに属する必要があります。

以下にシステムグループ設定画面を示します。

追加ボタンを押して表示されるシステムグループ情報画面にて、システムグループに関する情報を設定します。

ノード名

設定項目名

設定内容

SystemGroups

システムグループ名

システムグループを識別するための表示名を設定してください。

管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、Agent名と重なるのは構いません。

Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。
・全角文字
・半角英数字
・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外)

長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。

システムグループを登録すると、そのフォルダ配下に、Agentsのフォルダが生成されます。

9.2.3.1.2 Agents

管理対象のAgentを登録します。

Agentの登録は、Agentのシステムグループ振り分け画面でも簡単に行うことができます。「9.2.3.2 未登録Agent情報(UnregisteredAgents)」を参照してください。ただし、Pull運用を行っている場合はAgentのシステムグループ振り分け画面は使用できません。当画面を使用してください。

以下に、Agent設定画面を示します。

追加ボタンを押して表示されるAgent情報画面にて、Agentに関する情報を設定します。

ノード名

設定項目名

設定内容

Agents

Agent名

Agentを識別するための表示名を設定してください。

管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、システムグループ名と重なるのは構いません。

Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。
・全角文字
・半角英数字
・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外)

長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。

システム名

Agentの識別名を設定してください。

1つのグループ内で重複して登録することはできませんが、異なるグループには同じシステム名を登録することが可能です。

1つのAgentが複数の業務で使用されていた場合、業務ごとにシステムグループを作成し、それぞれのシステムグループに同一のAgentを登録することが可能です。ただし、Agent名(表示名)は異なる文字列を指定してください。

識別名は、ポリシー適用コマンドsqcSetPolicyで表示される名前です。ポリシー適用コマンドの詳細については、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」を参照してください。

Agentがクラスタ運用の場合は、物理ホスト名または物理IPアドレスを指定してください。

次に、個別取得、または一括取得ボタンを押して、管理対象のAgentから、管理するための構成情報の取得を行います。

構成情報の取得が正常に行われた場合、取得した日時がボタンの左側に表示されます。

構成情報の取得に失敗した場合、取得日付は更新されません。システム名が正しいか、および、Agentでの収集ポリシーの作成と適用が正しく済んでいるか確認してください。

構成情報取得処理のウィンドウに以下のメッセージが表示された場合、次のことが考えられます。

Couldn't open socket: connection timed out

構成情報の取得を行うと、取得を行ったAgentの配下にManagedObjectというフォルダが生成されます。

ManagedObjectフォルダ内には、Agentの収集対象となっている構成が表示されます。

ここで取得する構成情報とは、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」で説明する「管理対象構成情報(リソース構成情報)」を指します。したがって、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」で説明する収集ポリシーの作成と適用の作業を、Agent上で、事前に実施しておく必要があります。

また、収集ポリシーの作成と適用を行うごとに、ここで説明する取得の操作が必要です。

Pull運用の場合は、上記画面のみの設定では構成情報を取得することができないため、事前に作業が必要になります。以下に示す作業を手作業で実施した後、定義画面の個別取得、または一括取得ボタンを押してください。

手順 - 管理対象サーバ上の管理対象構成情報ファイルを、運用管理クライアント上にコピーする。

9.2.3.1.3 RelationTools

Agentが登録されると、そのフォルダ配下に、RelationToolsというフォルダが生成されます。

本製品のドリルダウン表示から、関連ツー(URL呼び出し可能なツール)を呼び出したい場合に、このフォルダを設定してください。

以下に、関連ツール設定画面を示します。

追加ボタンを押して表示される関連ツール情報画面にて、関連ツールに関する情報を設定します。

ノード名

設定項目名

設定内容

RelationTools

関連ツール名

ツールを識別するための表示名を設定してください。

Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。
・全角文字
・半角英数字
・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外)

長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。

URL

呼び出すURLを設定してください。

9.2.3.1.4 Resources

本製品のドリルダウン表示で、標準で用意された表示単位よりも特定のリソースに絞り込んだコンテンツの表示を行う際に定義します。

ドリルダウン機能でのリソース表示については、「7.4.2.3 リソース表示」を参照してください。

以下に、リソース設定画面を示します。

追加ボタンを押して表示されるリソース情報画面にて、リソースに関する情報を設定します。

ノード名

設定項目名

設定内容

Resources

リソース名

リソースを識別するための表示名を設定してください。

対象Resourcesフォルダ内で一意になるように設定してください。

Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。
・全角文字
・半角英数字
・半角記号(ただし\,<>"$'[]=&以外)

長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。

リソースID

リソースで絞り込んだ表示を行いたいドリルダウンコンテンツの、リソースIDカラムに表示されている文字列です。

なお、リソースIDが ":"(コロン)で繋がれた複数の文字列で構成されている、かつ、その繋がれた文字列が、ドリルダウンツリー上のManagedObjectノードから目的のノードまでの間に、インスタンスを表すノードとして出現している場合は、その出現しているインスタンスノード以降の文字列を指定します。

例)

"RDBSAR_EL" を選択した場合、ドリルダウンコンテンツのリソースIDカラムに以下の文字列が表示されている。

かつ、ツリー上にインスタンスを表すノードとして"CENTRIC" が出現。

この場合、"CENTRIC" 以降の "RDBII_DICTIONARY" や "SYSTEMWALKER_DB" を指定する。

リソースIDは、前方一致でフィルタリングされます。

全てを指定せずに、一致させたい部分までを指定することができます。

リソースIDは対象Resourcesフォルダ内で一意になるように設定してください。

半角英数字、半角記号(ただし\,<>"$'[]=&以外)が使用できます。長さの制限は、64文字以内です。

9.2.3.2 未登録Agent情報(UnregisteredAgents)

定義画面ツリーのUnregisteredAgentsフォルダ配下には、Agent側での導入作業は終わっているが、運用管理クライアント側で管理構成定義に登録されていないAgentのシステム名が表示されています。

ツリーに表示されているAgentを選択すると、Agentのシステムグループ振り分け画面が表示されます。

当画面で、システムグループを指定(複数指定可)し振り分けを行うことで、任意のシステムグループへの登録および構成情報の取得をまとめて行うことができます。

未登録のAgentが存在する場合、定義画面、コンソール、およびレポート画面のステータスバーに、「未登録のAgentが存在します.」とのメッセージが点滅表示されますので、定義画面が開かれていない場合でも、未登録Agentの存在を認識することができます。

当メッセージは、全ての未登録Agentをシステムグループに振り分けることで、表示されなくなります。

無用なAgentがUnregisteredAgentsフォルダ配下に表示され、「未登録のAgentが存在します.」メッセージが表示されてしまっている場合には、「18.3 sqcPDBerase (データ削除コマンド)」を使用して、PDB内からデータを削除することにより、これらを表示しないようにすることができます。

以下にAgentのシステムグループ振り分け画面を示します。

ノード名

設定項目名

設定内容

未登録Agentのホスト名

システムグループ

未登録Agentを振り分けたいシステムグループのチェックボックスにチェックを入れます。

表示名

Agent情報画面で指定するAgent名にあたります。

管理構成内で一意になるように設定してください。(デフォルトではシステム名が設定されています。)

Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。
・全角文字
・半角英数字
・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外)

長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。

システムグループがまだ登録されていない場合、DefaultSystemGroupというグループが表示されます。

DefaultSystemGroupへの振り分けを行うことにより、同時にDefaultSystemGroupという表示名のシステムグループが生成されます。


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