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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

12.3.2 RLP環境の復旧

複写元システム(正系ノード)または複写先システム(副系ノード)のDRレプリケーションのRLP環境の復旧について説明します。

RLP環境とは以下の資源を意味します。

以下については、Mirroring Controller の資源になりますので、“12.2 DBミラーリングシステムの復旧”を参照してください。

以下の手順で復旧してください。

各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.複写元システムまたは複写先システムで障害発生

2.サービスの保守停止
3.DRレプリケーション業務の停止
4.RERUNログの取得停止

5.サービスの通常停止

6.Symfoware/RDBの停止

6.Symfoware/RDBの停止

7.障害原因の排除

8.RLP環境の復旧

9.Symfoware/RDBの起動
10.監視プロセス起動

9.Symfoware/RDBの起動
10.監視プロセス起動

11.サービスの開始

11.サービスの開始

12.RERUNログの取得開始
13.DRレプリケーション業務の起動
14.サービスの開始

  1. 複写元システムまたは複写先システムで障害発生

    RDBREPORTなどから、どちらのシステムのRLP環境に異常が発生したかを確認します。
    RLP環境に異常が発生した場合は、障害の発生したシステムのRLPは閉塞します。

    qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
  2. サービスの保守停止

    DBミラーリングサービスを「保守停止」します。

  3. DRレプリケーション業務の停止

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  4. RERUNログの取得停止

    復旧対象DRレプリケーションのRLPを「終了オフライン」にします。

    lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  5. サービスの通常停止

    DBミラーリングサービスを「通常停止」します。

  6. 障害原因の排除

    復旧対象システムで、ディスク交換などを行い復旧します。

  7. Symfoware/RDBの停止

    Symfoware/RDBを停止します。

  8. RLP環境の復旧

    1. 復旧対象RLPを再作成し、そのRLPのロググループに属する複写先システム(正系ノード)のDSIを、複写元システム(副系ノード)のDSIから再創成します。
      単一システムの場合と同じです。詳細は、“導入運用ガイド”の“RLPの復旧”を参照してください。

    2. 再創成した複写先システム(正系ノード)のDSIから、複写先システム(副系ノード)のDSIを再創成します。
      詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“全件複写によるデータベースのリカバリ”を参照してください。

  9. Symfoware/RDBの起動

    Symfoware/RDBを起動します。

  10. 監視プロセス起動

    複写元システム副系ノードおよび複写先システム正系ノードのConnection Managerの監視プロセスを起動します。

  11. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。

  12. RERUNログの取得開始

    lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  13. DRレプリケーション業務の起動

    lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  14. サービスの開始

    停止したDBミラーリングサービスを開始します。