DBミラーリングシステム連携のレプリケーションシステムの変更手順を説明します。
ポイント
DBミラーリングシステムの正系ノードのデータベースからレプリケーションを行った場合について、以下に補足します。
レプリケーションシステムの変更を行う場合、DBミラーリングシステムの操作は不要です。
参照
複写先システムがDBミラーリングシステムの場合は、"9.3.1 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合"を参照してください。
操作手順
説明
dxsvstopコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを保守停止します。
レプリケーション運用を停止します。
詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の終了”を参照してください。
レプリケーションシステムの変更を行います。レプリケーションシステムの変更とは以下を意味します。
a) 抽出定義の変更
b) DBサービス定義の変更
c) レプリケーション業務の変更
d) 複写先システムの追加、削除
e) レプリケーションのログファイルの再作成とリカバリ
レプリケーション運用を開始します。
詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の開始”を参照してください。
dxsvstartコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
参照
dxsvstopコマンドおよびdxsvstartコマンドの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
“Symfoware Server コマンドリファレンス”
“Mirroring Controller コマンドリファレンス”
注意
DBミラーリングサービスの保守停止から開始までの間は、正系ノードのデータベースの更新に対し、RERUNログが蓄積されます。したがって、この区間に大量に正系ノードのデータベースを更新すると、DBミラーリングサービスの開始では、蓄積していた大量のRERUNログがレプリケーションの対象となり、以下のリスクが発生します。
トランザクションログファイルが満杯になり、RERUNログの反映性能に影響がでる危険性がある。
差分ログファイルが想定以上に自動容量拡張し、配置先ディスクに空きがなくなる危険性がある。
レプリケーション業務における各イベントの処理時間が、監視時間をオーバする可能性がある。
これらのリスクが高い場合は、正系ノードにおいてデータベースの更新量が少ない時間帯に、DBミラーリングサービスを保守停止し、レプリケーションシステムの復旧を行ってください。