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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

1.2.1 Symfoware Server (Postgres)またはEnterprise PostgresのDBミラーリングシステム連携の場合

連携できるDBミラーリングシステム

以下の機能で作成されたDBミラーリングシステムと連携することができます。

機能

複写元システム/複写先システム

連携サーバ

プライマリサーバ

スタンバイサーバ

データベース多重化機能

×

×

Mirroring Controller

×

×

〇:連携できます
×:連携できません

連携サーバを経由し、プライマリサーバとレプリケーションを行います。
プライマリサーバまたはスタンバイサーバと直接レプリケーションは行えません。

図1.7 Symfoware Server(Postgres)のDBミラーリングシステム連携のシステム構成

注) Symfoware Server (Openインタフェース) V12.2以前のデータベース多重化機能で、サーバの自動切替えを行いたい場合は、Symfoware Server Mirroring Controllerが必要です。Symfoware Server (Postgres) V12.3以降およびEnterprise PostgresではMirroring Controllerの機能が標準搭載されています。

ポイント

  • Symfoware Server (Postgres)またはEnterprise PostgresのDBミラーリングシステム連携では、DBミラーリングシステムを構成するデータベースサーバ以外のサーバにLinkexpress Replication optionを導入し、セットアップします。このサーバのことを連携サーバと呼びます。

  • 連携サーバは、データベースサーバと同じプラットフォームかつ同じビットアーキテクチャである必要があります。

  • 複写元システムにデータベースサーバと同じプラットフォームかつ同じビットアーキテクチャのアプリケーションサーバがある場合は、アプリケーションサーバにLinkexpress Replication option を導入することもできます。

  • DBミラーリングシステムを構成する各データサーバには、テーブルの更新差分を作成するために、Linkexpress Replication optionをインストールしておく必要があります。

  • Symfoware Server (Postgres)またはEnterprise Postgresの データベース多重化機能のサーバ切替えが発生すると、レプリケーションは、昇格してプライマリサーバとなったデータベースに再接続し、レプリケーション運用を継続することができます。

  • 連携サーバの故障などでレプリケーションサービスの停止した状態が続くと、更新差分のログが複写元データベースに蓄積されるようになるため、複写元データベースのテーブル空間の配置先ディスクが枯渇します。その結果、DBミラーリングシステムの可用性が損なわれる場合があります。また、レプリケーションが停止するため、複写先システムに最新のデータが反映されなくなります。
    DBミラーリングシステムの可用性を維持し、常に最新のデータを複写先システムに供給するために、連携サーバはクラスタ構成とすることを推奨します。詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”を参照してください。