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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V10 コマンドリファレンス

4.2.1 辞書作成ツール

ここでは、辞書作成ツールの使用方法について説明します。

実行ファイル

Charset-Web入力インストール先/rdbdef/QGFWGDB

呼び出し形式

QGFWGDB -init

パラメーターの説明

-init

辞書作成時に必要なキーワードです。必ず指定してください。これ以外の文字列を指定したり、省略した場合はエラーになります。

実行手順

  1. 辞書作成ツールの環境設定ファイルの内容を正しく設定します。

  2. カレントディレクトリーを、実行ファイルが存在するフォルダーに移動します。

  3. 辞書作成ツールを実行します。

注意

    • 辞書作成ツールは、スーパーユーザーで実行してください。

    • JAVA_HOME環境変数に、Charset-Web入力が動作するサーブレットで使用されるJDKが設定されていない場合は、辞書作成ツールの実行前に、コマンドライン上で一時的にJAVA_HOME環境の設定を変更してください。

      サーブレットコンテナが使用するJDKが"/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8"にインストールされているが、JAVA_HOME環境に設定されていない場合:

      # export JAVA_HOME=/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8
      # cd /opt/FJSVjsvr/rdbdef
      # ./QGFWGDB -init
    • JAVA_HOME環境変数に設定されたJavaのアーキテクチャーが判定できない場合は、次のメッセージが表示されます。

      ## Java architecture cannot be judged    ##
      ## abnormal end                          ##
      Please specify parameter(-Java_32 or -Java_64).

      この場合、本製品でサポートされているJavaかどうか確認してください。サポートされている場合は、起動パラメーターに"-Java_64"(64ビット版の場合)を指定してください。

    • 辞書作成ツールの実行時にエラーが発生した場合は、辞書の資源が不完全な状態で作成されていることがあります。エラーが発生した場合は次のように対処してください。

      1. エラーの原因を取り除きます。

      2. 辞書削除ツールを実行します。

      3. 再度、辞書作成ツールを実行します。

    出力情報

    復帰値

    辞書作成ツールの実行結果は、ツールの復帰値として次のように返されます。

    復帰値

    意味

    0

    正常終了

    0以外

    異常終了

    エラー情報/ログ情報

    エラー情報/ログ情報が、次のように出力されます。出力内容については、「運用ガイド」の付録B.5を参照してください。

    出力先

    内容

    標準エラー

    実行経過が出力される。また、エラーが発生した場合には、その詳細も出力される。

    なお、出力される情報のうち一部は、標準エラーにのみ出力される。

    ログファイル

    Charset-Web入力インストール先/logs/grdb.log

    実行経過が出力される。また、エラーが発生した場合には、その詳細も出力される。

    設定ファイル

    4.3.1 辞書作成ツール/辞書削除ツールの環境設定ファイル」を参照してください。