ここでは、辞書作成ツールの使用方法について説明します。
実行ファイル
Charset-Web入力インストール先/rdbdef/QGFWGDB
呼び出し形式
QGFWGDB -init
パラメーターの説明
辞書作成時に必要なキーワードです。必ず指定してください。これ以外の文字列を指定したり、省略した場合はエラーになります。
実行手順
辞書作成ツールの環境設定ファイルの内容を正しく設定します。
カレントディレクトリーを、実行ファイルが存在するフォルダーに移動します。
辞書作成ツールを実行します。
注意
辞書作成ツールは、スーパーユーザーで実行してください。
JAVA_HOME環境変数に、Charset-Web入力が動作するサーブレットで使用されるJDKが設定されていない場合は、辞書作成ツールの実行前に、コマンドライン上で一時的にJAVA_HOME環境の設定を変更してください。
サーブレットコンテナが使用するJDKが"/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8"にインストールされているが、JAVA_HOME環境に設定されていない場合:
# export JAVA_HOME=/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8 # cd /opt/FJSVjsvr/rdbdef # ./QGFWGDB -init
JAVA_HOME環境変数に設定されたJavaのアーキテクチャーが判定できない場合は、次のメッセージが表示されます。
## Java architecture cannot be judged ## ## abnormal end ## Please specify parameter(-Java_32 or -Java_64).
この場合、本製品でサポートされているJavaかどうか確認してください。サポートされている場合は、起動パラメーターに"-Java_64"(64ビット版の場合)を指定してください。
辞書作成ツールの実行時にエラーが発生した場合は、辞書の資源が不完全な状態で作成されていることがあります。エラーが発生した場合は次のように対処してください。
エラーの原因を取り除きます。
辞書削除ツールを実行します。
再度、辞書作成ツールを実行します。
出力情報
辞書作成ツールの実行結果は、ツールの復帰値として次のように返されます。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
エラー情報/ログ情報が、次のように出力されます。出力内容については、「運用ガイド」の付録B.5を参照してください。
出力先 | 内容 |
---|---|
標準エラー | 実行経過が出力される。また、エラーが発生した場合には、その詳細も出力される。 なお、出力される情報のうち一部は、標準エラーにのみ出力される。 |
ログファイル Charset-Web入力インストール先/logs/grdb.log | 実行経過が出力される。また、エラーが発生した場合には、その詳細も出力される。 |
設定ファイル
「4.3.1 辞書作成ツール/辞書削除ツールの環境設定ファイル」を参照してください。