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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V10 運用ガイド

C.3 変更手順(部門サーバー)

◆基本コード運用またはベンダコード運用で使用する運用文字コードへ変更する場合

手順

  1. Webサーバーおよびサーブレットコンテナを、それぞれのマニュアルに従って停止します。

  2. Charset-Web入力のWebアプリケーションの配備を解除します。

  3. "Charset-Web入力のインストール先/fonts"ディレクトリーのGW??.ttfおよびXW??.ttfを削除します。無い場合は、削除する必要はありません。

  4. ベンダーコード運用で使用する運用文字コードへ変更する場合、マルチ文字コードオプションをインストールします。インストール手順は、マルチ文字コードオプションの「ユーザーズガイド」を参照してください。なお、すでにマルチ文字コードオプションをインストール済の場合は、再インストールは不要です。

  5. 次の手順で、辞書を初期化します。

    1. 変更先の運用文字コードを再確認します。次に、それに対応するコマンドパラメーターを「コマンドリファレンス」の4.2.2項で確認します。

    2. 上の手順で確認したコマンドパラメーターを指定して、辞書初期化ツールを実行します。

      コマンドライン操作の

      # export JAVA_HOME=/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8
      # cd /opt/FJSVjsvr/rdbdef
      # ./QGFWLDB -f EJ_UNICODE2004MS

      青字の部分は、実際に使用する運用文字コードに応じて指定する

  6. 「コマンドリファレンス」の3.4項を参照して、辞書反映ツールの設定ファイルのPIO_ADOPTED_CHARSETの設定を変更後の運用文字コードに対応した値に設定します。また、業務名による運用で、運用文字コードの変更と同時に業務を変更する場合は、PIO_GYOMU_NAMEの設定を変更します。

  7. 次の手順を実行します。

    1. 「コマンドリファレンス」の2.4項を参照して、JSVR-Webサービス設定ファイルのCHARACTER.CHARSETNAMEの設定を変更後の運用文字コードに対応した値に設定します。

    2. Charset-Web入力を配備します。部門サーバーの運用に応じて、次のいずれかの手順を実行します。

      JSVRFX運用の場合

      「導入ガイド」の5.7.1.3.2項を参照し、Charset-Web入力を配備します。

      JSVR-Webサービス運用の場合

      「導入ガイド」の5.8.1.3項を参照し、「2. WARファイルを作成」以降の手順でCharset-Web入力を配備します。

  8. Webサーバーおよびサーブレットコンテナを、それぞれのマニュアルに従って起動します。

基盤コード運用で使用する運用文字コードへ変更する場合

手順

  1. 使用しているサーブレットコンテナのマニュアルに従って、Charset-Web入力のWebアプリケーションの配備を解除します。

  2. Webサーバーおよびサーブレットコンテナを、それぞれのマニュアルに従って停止します。

  3. "Charset-Web入力のインストール先/fonts"ディレクトリーにCharset-Web入力に適用した外字ファイル(GW??.ttf、XW??.ttf)が残っているか確認し、不要な場合は削除します。

  4. マルチ文字コードオプションをインストールしたことがない環境の場合は、マルチ文字コードオプションの「ユーザーズガイド」を参照して、マルチ文字コードオプションをインストールします。

  5. コマンドパラメーターに、基盤コードに対応する文字列"EJ_KIBAN"を指定して辞書初期化ツールを実行します。辞書初期化ツールについては、「コマンドリファレンス」の4.2.2項を参照してください。

    コマンドライン操作の例

    # export JAVA_HOME=/opt/FJSViaps/openjdk/jdk8
    # cd /opt/FJSVjsvr/rdbdef
    # ./QGFWLDB -f EJ_KIBAN
  6. 「コマンドリファレンス」の3.4項を参照して、辞書反映ツールの設定ファイルを次のように編集します。

    1. PIO_ADOPTED_CHARSETの値を、基盤コードに対応する文字列"EJ_KIBAN"に変更します。

    2. 「配付先フォルダーの直接指定による運用」の設定になるように、PIO_GYOMU_NAMEとPIO_DIST_PATHの値をそれぞれ、「空」と「運用辞書の配付先フォルダーのパス」に変更します。

  7. 部門サーバーを設定します。

    1. 「コマンドリファレンス」の2.4項を参照して、JSVR-Webサービス設定ファイルのCHARACTER.CHARSETNAMEの値を、基盤コードに対応する文字列"EJ_KIBAN"に設定します。

    2. 使用しているサーブレットコンテナ環境に従って「導入ガイド」の5.8.1.3項を参照し、「2. WARファイルを作成」以降の手順でCharset-Web入力を配備します。

  8. Webサーバーおよびサーブレットコンテナを、それぞれのマニュアルに従って起動します。