DRサーバ環境ファイルは、複写先システムと連携するDRレプリケーションのコマンドにおいて、両システムのサーバ情報を定義するファイルです。
両システムのDRサーバ環境ファイルは、必ず同じ内容にしてください。また、配置先も両システムで同じディレクトリパス名のディレクトリに配置してください。
本ファイルは、以下のコマンドで使用します。
lxrepdrcrt
lxrepdrdis
lxrepdrdrp
lxrepdrena
lxrepdrrep
lxrepdrinit
lxrepdrmap
lxrepdrchk
DRサーバ環境ファイルに記述する情報を以下に示します。
パラメタ名 | 説明 | 省略の可否 |
---|---|---|
SERVER1 | 複写元システムのサーバ名を指定します。 | 不可 |
USER1 | DRレプリケーションのコマンドまたはDRレプリケーション業務を実行する複写元システムにおけるDRレプリケーション管理者のユーザ名を指定します。 | 不可 |
PASSWD1 | USER1に指定したユーザ名のパスワードを指定します。 | 不可 |
SERVER2 | 複写先システムのサーバ名を指定します。 | 不可 |
USER2 | 複写先システムのサーバにログインでき、複写先システムで、DRレプリケーションのコマンドまたはDRレプリケーション業務を実行する複写先システムにおけるDRレプリケーション管理者のユーザ名を指定します。 | 可 |
PASSWD2 | USER2に指定したユーザ名のパスワードを指定します。 | 可 |
RDBNAME2 | 複写先システムのRDBシステム名を指定します。 | 可 |
APPL | Linkexpressのネットワーク定義を使用する場合、ネットワーク定義に指定した応用プログラム名を指定します。 | 可 |
記述形式を以下に示します。
・行の先頭が番号記号“#”の場合、その行はコメント行として扱われます。
・行の途中に番号記号“#”が出現した場合、その番号記号“#”以降行末までがコメントとして扱われます。
・大文字と小文字は、区別して扱われます。
・各行の末尾には、改行(LF)を記述してください。
・ファイルの文字コード系は、UTF-8としてください。
# コメント<改行> パラメタ名 = 値<改行> パラメタ名 = 値<改行> :
参照
PASSWD1パラメタおよびPASSWD2パラメタに指定できるパスワードは、Linkexpressの仕様に準拠しています。詳細は、“Linkexpress コマンドリファレンス”の“拡張オペランド記述ファイル”を参照してください。