ページの先頭行へ戻る
Linkexpress Replication optionV5.0L27 コマンドリファレンス

6.1.1 DRサーバ環境ファイル

DRサーバ環境ファイルは、複写先システムと連携するDRレプリケーションのコマンドにおいて、両システムのサーバ情報を定義するファイルです。
両システムのDRサーバ環境ファイルは、必ず同じ内容にしてください。また、配置先も両システムで同じディレクトリパス名のディレクトリに配置してください。
本ファイルは、以下のコマンドで使用します。

DRサーバ環境ファイルに記述する情報を以下に示します。

パラメタ名

説明

省略の可否

SERVER1

複写元システムのサーバ名を指定します。
サーバ名は、両システムの/etc/hostsに、ホスト名として設定されている必要があります。

不可

USER1

DRレプリケーションのコマンドまたはDRレプリケーション業務を実行する複写元システムにおけるDRレプリケーション管理者のユーザ名を指定します。

不可

PASSWD1

USER1に指定したユーザ名のパスワードを指定します。
パスワードは31文字以内の英数字で指定します。

不可

SERVER2

複写先システムのサーバ名を指定します。
サーバ名は、両システムの/etc/hostsに、ホスト名として設定されている必要があります。

不可

USER2

複写先システムのサーバにログインでき、複写先システムで、DRレプリケーションのコマンドまたはDRレプリケーション業務を実行する複写先システムにおけるDRレプリケーション管理者のユーザ名を指定します。
省略した場合は、USER1の指定値と同じとみなします。

PASSWD2

USER2に指定したユーザ名のパスワードを指定します。
パスワードは31文字以内の英数字で指定します。
省略した場合は、PASSWD1の指定値と同じとみなします。

RDBNAME2

複写先システムのRDBシステム名を指定します。
省略した場合は、複写元システムのRDBシステム名と同じとみなします。

APPL

Linkexpressのネットワーク定義を使用する場合、ネットワーク定義に指定した応用プログラム名を指定します。
Linkexpressのネットワーク定義簡易化機能を利用する場合は、本パラメタは省略します(省略した場合は、@_LEXPJBを採用します)。

記述形式を以下に示します。
・行の先頭が番号記号“#”の場合、その行はコメント行として扱われます。
・行の途中に番号記号“#”が出現した場合、その番号記号“#”以降行末までがコメントとして扱われます。
・大文字と小文字は、区別して扱われます。
・各行の末尾には、改行(LF)を記述してください。
・ファイルの文字コード系は、UTF-8としてください。

# コメント<改行>
パラメタ名 = 値<改行>
パラメタ名 = 値<改行>
        :

参照

PASSWD1パラメタおよびPASSWD2パラメタに指定できるパスワードは、Linkexpressの仕様に準拠しています。詳細は、“Linkexpress コマンドリファレンス”の“拡張オペランド記述ファイル”を参照してください。