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Systemwalker Desktop Keeper リリース情報

1.3.8 V15.2.0で追加・変更された機能

Systemwalker Desktop Keeper V15.2.0で追加・変更された機能について説明します。

1.3.8.1 追加された機能

セキュリティリスクへの対応

管理者がセキュリティリスクの検知時に、クライアント(CT)への緊急対処(ネットワークの無効化、緊急対処設定ポリシーの適用、セキュリティリスクの通知)ができます。

iNetSec SFと連携している場合は、iNetSec SFがマルウェアを自動で検知するとネットワークを遮断し、管理サーバ/統合管理サーバへ通知を行います。さらに、クライアント(CT)への緊急対処を行うことで、セキュリティリスクへの早期対処と被害拡大防止を行うことが可能です。

内部不正リスクの検出

内部不正の防止に向け、以下の検知ルールを用いてPCの操作ログを調べることで、内部不正リスク(不審な持ち出し予兆行動、不審な持ち出し行動)の早期発見が可能です。

持ち出し予兆行動
  • ファイルサーバからPCへのファイル持ち込み

  • 外部デバイスの使用

  • 社外ネットワークへの接続

  • PC内部操作

  • 外部サービスへのアクセス

  • ファイル印刷

不審な持ち出し行動
  • 可搬記憶媒体での持ち出し

  • 社外サイトへのアップロード

  • 社外へのメール送信

Sense YOU Technology Bizとの連携

Sense YOU Technology Bizと連携することにより、以下の運用を行うことができます。

PC使用時間の通知

利用者のPC使用時間を、管理者および利用者へ通知します。

また、PC使用時間実績一覧をCSVに出力し、勤怠管理システムの就業時間と突き合わせて確認することで、利用者の就業時間とPC使用時間の差異を確認することができます。

USBデバイス接続時のアラート表示の追加

禁止、許可にかかわらず、USBデバイスの接続時にアラートを表示する機能が追加されます。

メディア個体識別機能

ファイル持出しユーティリティやエクスプローラなどからファイルやフォルダを持ち出す場合に、使用できるメディアを個別に制限できます。

デバイス情報取得ツール

デバイス個体識別機能を利用するために、クライアント(CT)の利用者がデバイス情報を取得して一覧ファイルを出力できます。

ログの追加

以下のログが取得できます。

ログ種別

機能概要

環境変更ログ

IPアドレスの変更をログとして記録します。

緊急対処の実施/解除をログとして記録します。

メール受信ログ

Microsoft Outlookが動作中にPOP3/IMAPで受信したメールのログを取得します。

1.3.8.2 変更された機能

動作OSの追加

以下のOSに新規に対応します。

対応する仮想環境の追加

以下の仮想環境に新規に対応します。

ファイル持出しユーティリティ機能強化

ファイル持出しユーティリティのDVD/CD書き込みに、以下の機能が追加されます。

ログ強化

Systemwalker Desktop Keeperが取得するログが強化されます。

変更内容

ログ種別

機能概要

取得する情報の追加

アプリケーション起動ログ

プロセスID、起動元プロセスID、引数を記録します。

アプリケーション終了ログ

プロセスID、起動元プロセスID、引数を記録します。

アプリケーション起動禁止ログ

プロセスID、起動元プロセスID、引数を記録します。

デバイス構成変更ログ

メディアの接続をログとして記録します。

取得する情報の詳細化

ファイル操作ログ

ファイルサイズが2GBを超える場合に、正確なファイルサイズを記録します。

ファイル持出しログ

ファイルサイズが2GBを超える場合に、正確なファイルサイズを記録します。

ログビューア形式のバックアップの改善

すべての操作ログ

ログビューア形式のバックアップ時、CSV行の後方にある情報(コンピュータ名、CTID 、IPアドレス、MACアドレス、画像データ情報)を出力しないモードを追加します。

出力するCSVの形式と、ログビューアで表示する形式(ログビューアからのCSV出力)を同じにします。