ダイナミック・フィールドをチケットに追加することで、入力項目を追加することができます。
ダイナミック・フィールドは新規に作成することもできます。
入力項目の追加手順
ダイナミック・フィールドを作成する
新規にダイナミック・フィールドを追加する場合に実施します。
ダイナミック・フィールドをチケットの発行/編集画面に追加する
既存または新規に追加されたダイナミック・フィールドをチケットの編集画面に追加します。
本作業は、追加が必要なアクティビティダイアログ(画面)の分だけ実施します。
ダイナミック・フィールドの入力値表示をチケット詳細画面に追加する
ダイナミック・フィールドの入力値をチケットの詳細画面に表示する場合に実施します。
本作業は、追加が必要なアクティビティの分だけ実施します。
例
[インシデント対応]プロセスに分類項目をダイナミック・フィールドとして追加することで、 運用分析ダッシュボードを利用した定期的なインシデント分析に活用することができます。
例えば、原因の分類(アプリ障害/インフラ障害/操作ミス)を追加することで原因の傾向を調査し、ITサービスの品質を分析することができます。
ダイナミック・フィールドを運用分析ダッシュボードに登録するための条件、および登録方法についての詳細は、「運用分析ダッシュボード 運用ガイド」の「ITサービス管理で追加したダイナミック・フィールドを登録する」を参照してください。
ダイナミック・フィールドを新規に作成します。
手順
管理者権限を持つユーザーでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
[プロセス管理]の[ダイナミック・フィールド]をクリックします。
[操作]の[チケット]で、追加するダイナミック・フィールドのタイプを選択します。
タイプ | 追加されるフィールド |
---|---|
チェックボックス | チェックボックス型のフィールド |
テキストエリア | 複数行のテキストエリア型のフィールド 追加したフィールドは3800文字まで入力できます。 利用できる文字種は、「D.2 ダイナミック・フィールドの設定項目」の「文字種1」を参照してください。 |
ドロップダウン | 単一選択可能なドロップダウン型のフィールド |
日付 | 年(西暦)、月、日を入力可能なフィールド |
日時 | 年(西暦)、月、日、時間を入力可能なフィールド |
本文 | 1行のテキストエリア型のフィールド 追加したフィールドは100文字まで入力できます。 利用できる文字種は、「D.2 ダイナミック・フィールドの設定項目」の「文字種1」を参照してください。 |
複数追加本文 | 1行のテキストエリア型のフィールドを複数追加できるフィールド 追加したフィールドのそれぞれに100文字まで入力できます。 追加できるフィールドの上限は20個です。 利用できる文字種は、「D.2 ダイナミック・フィールドの設定項目」の「文字種1」を参照してください。 |
複数追加本文グループ | 複数の入力項目の組合せ(グループ)を複数追加できるフィールド 以下の入力項目を追加できます。
利用できる文字種は、「D.2 ダイナミック・フィールドの設定項目」の「文字種1」を参照してください。 |
複数選択リスト | 複数選択可能なフィールド |
追加するダイナミック・フィールドの詳細を設定します。
ダイナミック・フィールドの設定項目は、「D.2 ダイナミック・フィールドの設定項目」を参照してください。
[送信]をクリックします。
ダイナミック・フィールドをチケットの発行または編集画面に追加します。
事前の確認
標準運用プロセスをカスタマイズする前に、プロセスの設定をバックアップ(エクスポート)してください。
エクスポートしたプロセスの設定をインポートすることで、プロセスの設定を誤った場合でもプロセスの設定を元に戻すことができます。
エクスポートの手順については、「8.10.3 プロセスの設定をバックアップする」を参照してください。
新規に作成したダイナミック・フィールドを追加する場合は、事前にダイナミック・フィールドを作成してください。
ダイナミック・フィールドを作成する手順については、「8.10.1.1 ダイナミック・フィールドを作成する」を参照してください。
手順
管理者権限を持つユーザーでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
[プロセス管理]の[プロセス]をクリックします。
[プロセス]の一覧からダイナミック・フィールドを追加する対象のプロセスをクリックします。
ダイナミック・フィールドを追加するアクティビティの編集アイコンをクリックして、アクティビティの編集画面を開きます。
編集アイコンは以下の2箇所にあります。
[利用可能なプロセス要素]の[アクティビティ]リストの各行
[キャンパス]に表示されているアクティビティの左上
[キャンパス]上のアクティビティにマウスオーバーすることで表示されます。
例)
作成画面に追加する場合
以下の開始アクティビティの編集アイコンをクリックします。
編集画面に追加する場合
以下のアクティビティの編集アイコンをクリックします。
[割り当てられたメニューボタン]からダイナミック・フィールドを追加するアクティビティダイアログの編集アイコンをクリックします。
1つのアクティビティに複数のアクティビティダイアログが設定されている場合、既存のプロセスのアクティビティには、チケットの新規作成時に表示される[新規作成]と、チケットの編集時に表示される[編集]のアクティビティダイアログがあります。必要に応じてそれぞれ設定してください。
なお、以下のような確認ダイアログが表示されることがありますが、画面の内容を保存してから移動することを通知するメッセージのため、[OK]をクリックしてください。
As soon as you use this button or link, you will leave this screen and its current state will be saved automatically. Do you want to continue?
[項目]の[利用可能な項目]から[割り当てられた項目]へ、追加するダイナミック・フィールドをすべてドラッグ&ドロップで移動します。
[割り当てられた項目]リストの上から順番に、チケットの発行/編集画面の上から表示されます。
[項目の詳細を編集]画面で、アクティビティダイアログごとに以下を設定します。
利用できる文字数、文字種は「D.1 運用設定の項目の利用可能な文字数」を参照してください。
項目 | 説明 |
---|---|
ラベル | フィールドの左に表示されるラベル文字列を設定します。 空欄にした場合は、[プロセス管理]の[ダイナミック・フィールド]で設定した[ラベル]が表示されます。 |
説明(概略) | チケット入力画面でダイナミック・フィールドの下に表示される説明文を設定します。 |
説明(詳細) | チケット入力画面で詳細アイコンにカーソルを合わせると表示される説明文を設定します。 |
デフォルト値 | チケット入力画面でデフォルトで入力されている値を設定します。 オプションとしてタグを使用することで値を埋め込むことができます。 例1) Webコンソール(利用者用)の問合せ発行画面で、ログインしている利用者の[姓]、[名]の値を埋め込む場合の設定値 <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserFirstname> <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserLastname> 例2) Webコンソール(利用者用)の問合せ発行画面で、ログインしている利用者の[コメント]の値を埋め込む場合の設定値 <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserComment> 例3) Webコンソール(運用者/管理者用)のチケットの発行画面で、ログインしている運用者の[姓]、[名]の値を埋め込む場合の設定 <OTRS_CURRENT_UserFirstname> <OTRS_CURRENT_UserLastname> |
表示 | 追加したダイナミック・フィールドの表示方法を設定します。 項目によって、[表示]のリストに表示される値は異なります。
|
項目の位置 | 追加したダイナミック・フィールドの表示位置を設定します。 [記事]項目以外の項目の表示位置を設定できます。
表示位置は以下の例を参考にしてください。 |
例1)
項目を1列で表示するアクティビティダイアログの場合、[項目の位置]はすべて[デフォルト]を指定します。
例2)
項目を2列で表示するアクティビティダイアログの場合、[項目の位置]は[左寄せ]、[左列]、および[右列]のどれかを指定します。
[項目の詳細を編集]画面の[保存]をクリックします。
[Edit Activity Dialog]画面の[送信]をクリックします。
[プロセスを編集]画面の[一覧に戻る]をクリックします。
[すべてのプロセスを適用]をクリックします。
ダイナミック・フィールドの入力値をチケットの詳細画面に表示するための設定を行います。
事前の確認
標準運用プロセスをカスタマイズする前に、プロセスの設定をバックアップ(エクスポート)してください。
エクスポートしたプロセスの設定をインポートすることで、プロセスの設定を誤った場合でもプロセスの設定を元に戻すことができます。
エクスポートの手順については、「8.10.3 プロセスの設定をバックアップする」を参照してください。
目的・背景
ダイナミック・フィールドを、以下の画面で表示されるように設定します。
手順
管理者でWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
[プロセス管理]の[プロセス]をクリックします。
[プロセス]の一覧からダイナミック・フィールドの入力値表示をする対象のプロセスをクリックします。
ダイナミック・フィールドの入力値を表示するアクティビティの編集アイコンをクリックして、アクティビティの編集画面を開きます。
編集アイコンは以下の2箇所にあります。
[利用可能なプロセス要素]の[アクティビティ]リストの各行
[キャンパス]に表示されているアクティビティの左上
[キャンパス]上のアクティビティにマウスオーバーすることで表示されます。
例)
以下のアクティビティの編集アイコンをクリックします。
入力値を表示するダイナミック・フィールドを割り当てます。
チケットの詳細画面の[管理情報]に表示させる場合 (1)
[管理情報に表示する項目の設定]の[利用可能な項目]から入力値を表示するダイナミック・フィールドをすべて[割り当てられた項目]にドラッグ&ドロップします。
[割り当てられた項目]リストの上から順番に、チケット詳細画面の管理情報の上から表示されます。
チケットの詳細画面の[概要]に表示させる場合 (2)
[概要に表示する項目の設定]の[項目グループ]に任意のグループの名前を入力し、[新しい項目グループを追加]をクリックします。
[概要に表示する項目の設定]の[利用可能な項目]から入力値を表示するダイナミック・フィールドをすべて[割り当てられた項目]にドラッグ&ドロップします。
[割り当てられた項目]リストの上から順番に、チケット詳細画面の概要の左上から表示されます。
[割り当てられた項目]リストのダイナミック・フィールドを[項目グループ]で仕切ることで、グループごとに表示することができます。
[Edit Activity]画面の[送信]をクリックします。
[プロセスを編集]画面の[一覧に戻る]をクリックします。
[すべてのプロセスを適用]をクリックします。