LinuxにITサービス管理をインストールします。
目的・背景
インストールコマンドを実行してITサービス管理をインストールします。
なお、サイレントインストールコマンドを利用すると、インストール時に作業者の入力を求めず、あらかじめ作成した富士通ミドルウェア製品共通形式のCSVファイル(インストールパラメーターCSVファ イル)から必要な情報を読み込み、無応答でインストールすることができます。サイレントインストールコマンドでインストールする方法については、「13.1.1 swsetup_silent(サイレントインストールコマンド)」を参照してください。
ここでは、インストールコマンドを使用して対話形式でインストールする方法について説明します。
手順
ITサービス管理をインストールするサーバに、スーパー・ユーザーでログインします。
ボリューム管理デーモンが動作していない場合は、Disc1のインストール媒体がセットされているDVD装置をマウントします。
/bin/mount -t iso9660 -r デバイス名 DVD装置のマウントポイント
DVD装置をマウントする場合は、以下を確認してください。
デバイス名は、システムによって異なる場合がありますので、事前に確認してください。
DVD装置のマウントポイントがない場合はあらかじめ作成してください。
本製品のDVDをマウントする場合は、mountコマンドで明示的にISO 9660ファイルシステムを指定することを推奨します。自動マウントまたはmountコマンドでファイルシステムオプションを省略してDVDをマウントした場合、実行ファイルの実行権限が除去されることがありますので、事前に確認してください。
umaskの設定を確認します。
以下のコマンドを実行し、umaskが「0022」に設定されていることを確認します。
# umask
設定されていない場合は、以下のコマンドを実行し、umaskを「0022」に設定してください。
# umask 0022
以下のインストールコマンドを実行します。
DVD装置のマウントポイント/swsetup
インストーラの問合せに従ってインストールしてください。
Disc1のインストール完了後、以下のメッセージが表示されていることを確認します。
Please change Disc2 and install.
Disc2のインストール媒体がセットされているDVD装置をマウントします。
/bin/mount -t iso9660 -r デバイス名 DVD装置のマウントポイント
以下のインストールコマンドを実行します。
DVD装置のマウントポイント/swsetup
インストーラの問合せに従ってインストールしてください。
Disc2のインストール完了後、以下のメッセージが表示されていることを確認します。システムを再起動する必要はありません。
swsetup: Systemwalker Cloud Business Service Management was installed successfully.