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Big Data Integration ServerV1.7.0 EDI連携/DB連携編ユーザーズガイド

B.1.2 データ構造の定義

アクセスルールのデータ構造を説明します。

B.1.2.1 meta_info

アクセスルールのメタ情報を設定する場合に使用します。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

policy

master

bool

必須

true/false

管理者がアクセスルールを設定する場合はtrue、データ登録者がアクセスルールを設定する場合はfalseを指定してください。

producer

id

文字列

選択

アクセスルール作成者名

アクセス対象のデータ登録者が本項目のアクセスルール作成者名に一致する場合に、このアクセスルールが適用されます。

  • masterがtrueの場合
    本項目は設定不要です。固定値.(ドット)が設定されます。

  • masterがfalseの場合
    アクセスルール作成者名を設定します。

category

文字列

固定

""

製品として固定値のため設定不要。

resource

code

文字列

必須

任意

適用対象のデータの情報区分コードを設定します。
4桁までの任意の値(数字文字列)を指定することができます。

message_name

文字列

必須

任意

適用対象のデータのメッセージ名称を設定します。

target_notation

文字列

固定

xpath

権限を許可する対象オブジェクト(カラム、XML要素など)の記法を設定します。本版では xpath のみ対応します(製品として固定値のため設定不要)。

timezone

文字列

選択

"UTC"|"Asia/Tokyo"|""

タイムゾーンを示す文字列を指定します。未指定または""を指定した場合は"Asia/Tokyo"と同じタイムゾーンとします。

version

文字列

固定

1.0

アクセスルールのバージョンを示します(製品として固定値のため設定不要)。

B.1.2.2 permissions

カラムごとのアクセス権を設定する場合に使用します。有効期限ごとに複数のアクセス権を定義できます。

expires

有効期限を設定する配列です。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

expires

start_time

文字列

選択

任意

データの有効期限の開始日をyyyyMMddHHmmssまたはyyyyMMddの形式で指定します。

HHmmssを省略した場合は0時0分0秒となります。

開始日を設定しない(開始済みとする)場合は空文字("")を指定してください。未指定の場合は空文字("")と同様の扱いとなります。

end_time

文字列

選択

任意

データの有効期限の終了日をyyyyMMddHHmmssまたはyyyyMMddの形式で指定します。

HHmmssを省略した場合は23時59分59秒となります。

終了日を設定しない(無期限とする)場合は空文字("")を指定してください。未指定の場合は空文字("")と同様の扱いとなります。

combining_algorithm

ユーザーが複数属性を持つ場合に、許可情報の統合処理を設定する配列です。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

combining_algorithm

type

文字列

必須

first-applicable

複数の認証認可の判定結果を統合する処理パターンを選定します(本版では first-applicable を設定してください)。

option

文字列

選択

user/category/crud

type が first-applicable の場合に、アクセスルールを適用する優先順位を設定します(本版では user / category / crud の順で設定してください)。

crud

デフォルトのアクセス権限を設定する配列です。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

crud

read

condition

[行単位条件]

選択

任意

行単位制御条件を設定します。

指定された条件が“真”であると判定された場合に、 permittedの内容を適用します。

キーごと省略した場合は“真”と判定し、行単位での制御を行いません。

設定値が空の場合は異常となります。

設定方法の詳細は“B.1.2.3 conditionの設定方法”を参照してください。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

行単位制御条件が“真”の場合にread権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

read権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

行単位制御条件が“偽”であると判定された場合、または行単位での制御を行わない場合はこちらが対象となります。

update

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

create

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

delete

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

users

ユーザーごとのアクセス権限を設定する配列です。ユーザーごとの権限設定を含まないアクセスルールの場合も、必要となるキーがあります。以下の表に従って設定してください。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

users

rules

必須

ユーザーごとの権限設定を含まないアクセスルールの場合も、指定してください。

name

<ユーザー名>

必須

ユーザー名文字列

対象のユーザーを示します。

例) 富士通株式会社

crud

read

condition

[行単位条件]

選択

任意

行単位制御条件を設定します。

指定された条件が“真”であると判定された場合に、 permittedの内容を適用します。

キーごと省略した場合は“真”と判定し、行単位での制御を行いません。

設定値が空の場合は異常となります。

設定方法の詳細は“B.1.2.3 conditionの設定方法”を参照してください。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

行単位制御条件が“真”の場合にread権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

read権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

行単位制御条件が“偽”であると判定された場合、または行単位での制御を行わない場合はこちらが対象となります。

update

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

create

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

delete

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

categories

属性(ユーザーの職種、業界、業態)ごとのアクセス権限を設定する配列です。属性ごとの権限設定を含まないアクセスルールの場合も、必要となるキーがあります。以下の表に従って設定してください。

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

categories

combining_algorithm

type

文字列

必須

first-applicable

複数の認証認可の判定結果を統合する処理パターンを選定します(本版では first-applicable を設定してください)。

属性ごとの権限設定を含まないアクセスルールの場合も、指定してください。

rules

必須

属性ごとの権限設定を含まないアクセスルールの場合も、指定してください。

name

<属性名>

必須

属性名文字列

対象の属性(ユーザーの職種、業界、業態)を示します。

例) 飲料メーカー

crud

read

condition

[行単位条件]

選択

任意

行単位制御条件を設定します。

指定された条件が“真”であると判定された場合に、 permittedの内容を適用します。

キーごと省略した場合は“真”と判定し、行単位での制御を行いません。

設定値が空の場合は異常となります。

設定方法の詳細は“B.1.2.3 conditionの設定方法”を参照してください。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

行単位制御条件が“真”の場合にread権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

permitted

[<対象オブジェクト>]

必須

任意

read権限を許可するオブジェクト名をXpath形式で設定します。

行単位制御条件が“偽”であると判定された場合または行単位での制御を行わない場合はこちらが対象となります。

update

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

create

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

delete

[<対象オブジェクト>]

固定

[]

製品として固定値のため設定不要。

B.1.2.3 conditionの設定方法

行単位制御用条件として、condition に設定する条件の指定方法を以下に説明します。

条件の指定方法は以下の2種類の演算子を利用することができます。

比較演算子を利用する場合

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

condition

operator

文字列

必須

演算子名

比較演算子名を設定します。演算子の種類については“<比較演算子一覧>”を参照してください。

設定値が空の場合は異常となります。

operation

lvalue

文字列

必須

データ項目名

データ項目名を設定します。

設定値が空の場合は異常となります。

rvalue

文字列

必須

比較する値

lvalueに設定したデータ項目の内容(値)と比較する値を設定します。

設定値が空の場合は異常となります。

not

文字列

選択

真偽値

演算に対する結果反転の有無を設定します。

真( true )を設定した場合は、演算結果の真偽値を反転します。

省略すると、偽( false )を採用します。

論理演算子を利用する場合

キー名

データ型

必須/選択

指定値

説明

condition

operator

文字列

必須

演算子名

論理演算子名を設定します。演算子の種類については“<論理演算子一覧>”を参照してください。

設定値が空の場合は異常となります。

operation

operator

文字列

必須

演算子名

比較演算子名を設定します。演算子の種類については“<比較演算子一覧>”を参照してください。

設定値が空の場合は異常となります。

operation

lvalue

文字列

必須

データ項目名

データ項目名を設定します。

設定値が空の場合は異常となります。

rvalue

文字列

必須

比較する値

lvalueに設定したデータ項目の内容(値)と比較する値を設定します。

設定値が空の場合は異常となります。

not

文字列

選択

真偽値

個々の演算に対する結果反転の有無を設定します。

真( true )を設定した場合は、演算結果の真偽値を反転します。

省略すると、偽( false )を採用します。

not

文字列

選択

真偽値

論理演算結果全体に対する結果反転の有無を設定します。

真( true )を設定した場合は、演算結果の真偽値を反転します。

省略すると、偽( false )を採用します。

<比較演算子一覧>

演算子名

説明

判定結果

備考

string-equal

指定された文字列と一致するかどうかを判定します(Java実装による)。

一致:true

不一致:false

数値の一致判定にも利用可能です。

string-equal-ignore-case

指定された文字列と一致するかどうかを判定します(大文字/小文字の違いは判断しません)(Java実装による)。

一致:true

不一致:false

integer-greater-than

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

integer-greater-than-or-equal

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

integer-less-than

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

integer-less-than-or-equal

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

double-greater-than

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

double-greater-than-or-equal

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

double-less-than

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

double-less-than-or-equal

数値の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

string-greater-than

標準辞書に基づき文字列の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

string-greater-than-or-equal

標準辞書に基づき文字列の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

string-less-than

標準辞書に基づき文字列の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

string-less-than-or-equal

標準辞書に基づき文字列の大小を比較します(Java実装による)。

演算子の条件に一致:true

不一致:false

string-starts-with

文字列の先頭文字が一致するかを比較します(Java実装による)。

一致:true

不一致:false

string-ends-with

文字列の末尾文字が一致するかを比較します(Java実装による)。

一致:true

不一致:false

string-contains

文字列中の文字が一致するか(部分一致するか)を比較します(Java実装による)。

一致:true

不一致:false

<論理演算子一覧>

演算子名

説明

判定結果

備考

and

全ての演算結果が真( true )である場合に、真( true )であると判定します。

すべて真:true

その他:false

or

いずれかの演算結果が真( true )である場合に、真( true )であると判定します。

すべて偽:false

その他:true