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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

H.2 RLP環境の復旧手順

事前に用意した環境変数設定ファイルおよびシェルスクリプトによるRLP環境の復旧手順を説明します。

複写元システム

複写先システム

(DRレプリケーション運用中)

(DRレプリケーション運用中)

複写元システムまたは複写先システムで障害発生

1.DRレプリケーション業務の停止

2.RERUNログの取得停止

3.障害原因の排除

4.残存資源の削除

5.RLP管理オブジェクトの削除

6.RLP環境の復旧とDSIの退避

7.利用者プログラムの停止

8.RDBディクショナリの退避とDRレプリケーション運用の開始

9.利用者プログラムの再開

10.アーカイブログの退避

11.退避資源の転送

12.RLP環境およびDB環境の復旧とDRレプリケーション運用の開始

  1. DRレプリケーション業務の停止

    全RLPのDRレプリケーション業務を停止します。

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  2. RERUNログの取得停止

    全RLPを「終了オフライン」にします。

    lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  3. 障害原因の排除

    両システムのRDBREPORTなどのメッセージを確認し、復旧対象システムで障害ディスクの交換などを行い、障害原因を取り除きます。

  4. 残存資源の削除

    両システムに当該RLPのRLC退避ファイルおよびRERUNログ抽出ファイルが残存する場合は、OSのrmコマンドで削除してください。

  5. RLP管理オブジェクトの削除

    全RLPのRLP管理オブジェクトを削除します。

    lxrepdrdrp -p RLP名 -m rlpobj -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  6. RLP環境の復旧とDSIの退避

    複写元システムで、事前に用意した以下のシェルスクリプトを実行します。

    DR_ONLINE_RCV1.sh
  7. 利用者プログラムの停止

  8. RDBディクショナリの退避とDRレプリケーション運用の開始

    複写元システムで、事前に用意した以下のシェルスクリプトを実行します。

    DR_ONLINE_RCV2.sh
  9. 利用者プログラムの再開

  10. アーカイブログの退避

    複写元システムで、事前に用意した以下のシェルスクリプトを実行します。

    DR_ONLINE_RCV3.sh
  11. 退避資源の転送

    全RLPについて、各DRレプリケーション定義ファイルのMAPFILEパラメタに指定したパスに退避された資源を、OSのftpコマンドで複写先システムに転送します。

    転送先は、複写先システムのDRレプリケーション定義ファイルのMAPFILEパラメタに指定したパス(複写元システムと同じパス)にします。

    環境変数設定ファイル(DR_ONLINERCV_ENV.def)の以下の変数に指定したパスに退避された資源を、OSのftpコマンドで複写先システムに転送します。
    転送先は、複写元システムと同じパスにします。
    ・DSI_BK_DEV
    ・DIC_BK_DEV
    ・ARC_BK_DEV

  12. RLP環境およびDB環境の復旧とDRレプリケーション運用の開始

    複写先システムで、事前に用意した以下のシェルスクリプトを実行します。
    本シェルスクリプトにより、複写先システムを復旧し、複写先システムのRERUNログの取得開始およびRERUNログ反映業務が起動します。

    DR_ONLINE_RCV4.sh