オンライン中リカバリ機能を利用したBC構成パラメタファイルの以下のパラメタ変更について説明します。
RLP_FILE_PATH
BCMNDB
BCLOGMANAGE
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
(DRレプリケーション運用中) | (DRレプリケーション運用中) |
1.利用者プログラムの停止 | |
2.残存RERUNログの確認 3.DRレプリケーション業務の停止 4.RERUNログの取得停止 5.RLP管理オブジェクトの削除 6.BC管理スキーマの削除 | |
7.Symfoware/RDBの停止 | 7.Symfoware/RDBの停止 |
(BCLOGMANAGEパラメタの変更の場合) | |
9.BC構成パラメタファイルの変更 | 9.BC構成パラメタファイルの変更 |
(BCLOGMANAGEパラメタの変更の場合) | (BCLOGMANAGEパラメタの変更の場合) |
11.オンライン中のRLP作成 | 11.オンライン中のRLP作成 |
12.Symfoware/RDBの起動 13.RLP管理オブジェクトの作成 | |
14.データベース環境の複写 | |
15.RERUNログの取得開始 16.DRレプリケーション業務の起動 |
利用者プログラムの停止
残存RERUNログの確認
lxrepdrchk -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名 { -d DRレプリケーション定義ファイル名 | -b RLC退避ファイル配置先ディレクトリパス名 }
本コマンドの結果が、“残存あり”の場合は、DRレプリケーション中の可能性があるため、しばらく待って再確認します。
DRレプリケーション業務の停止
全RLPの業務を停止します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
RERUNログの取得停止
全RLPを「終了オフライン」にします。
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
RLP管理オブジェクトの削除
全RLPのRLP管理オブジェクトを削除します。
lxrepdrdrp -p RLP名 -m rlpobj -k both -f DRサーバ環境ファイル名
BC管理スキーマの削除
lxrepdrdrp -m mndb -k both -f DRサーバ環境ファイル名
Symfoware/RDBの停止
両システムで、Symfoware/RDBを停止します。
RLPの削除
BCLOGMANAGEパラメタを変更する場合は、両システムの全RLPを削除します。
lxrepdrdrp -p RLP名 -m rlp -k both -f DRサーバ環境ファイル名
BC構成パラメタファイルの変更
両システムで、BC構成パラメタファイルの変更を修正します。両システムで同じ内容にしてください。
BCログ管理ファイルの作成
BCLOGMANAGEパラメタを変更する場合は、両システムでBCログ管理ファイルを作成します。
lxrepdrlog -M
オンライン中のRLP作成
両システムで、lxrepdrrlpcrコマンドによってRLP作成を行います。
lxrepdrrlpcr -p RLP名 -G -k { capture | reflect } -d DRレプリケーション定義ファイル
Symfoware/RDBの起動
複写元システムで、Symfoware/RDBを起動します。
RLP管理オブジェクトの作成
複写元システムで、全RLPのRLP管理オブジェクトを作成します。
lxrepdrcrt -p RLP名 -m mndb -k capture -d DRレプリケーション定義ファイル名 -e nocntf
データベース環境の複写
複写先にデータベース環境を複写します。詳細は、“G.1.9 データベース環境の複写”を参照してください。
RERUNログの取得開始
複写先システムで、全RLPをオンラインにします。
lxrepdrena -p RLP名 -k reflect
DRレプリケーション業務の起動
複写先システムで、全RLPのDRレプリケーション業務を起動します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k reflect [-w 作業ディレクトリパス名]