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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

2.1.3 レプリケーション対象のデータベースの作成

ここでは、レプリケーションの対象となるデータベースの作成方法について説明します。

手順を以下に示します。

  1. 複写元システムのデータベースの定義

  2. 複写元システムのデータベースの創成

  3. 複写先システムのデータベースの定義

なお、レプリケーションの対象となるデータベースを作成するには、Symfoware/RDBを起動する必要があります。

2.1.3.1 複写元データベースの定義

複写元システムで以下の定義を実施します。

rdbddlexコマンドを実行し、以下の定義を実施してSymfoware/RDB上に複写元データベースを定義します。

すでに複写元システムで複写元データベースが定義済の場合は、rdbprtコマンドを実行し、Symfoware/RDB上に複写元データベースを作成していることを確認します。

注意

  • 表の定義時には、一意性制約を指定してください。

  • データ構造がOBJECT型のDSOはレプリケーションできません。

  • rdbddlexコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

  • rdbprtコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

  • データ構造がCYCLIC型のDSOはレプリケーションできません。

2.1.3.2 複写元データベースの創成

複写元データベースの創成は、rdbsloaderコマンドで行います。

注意

rdbsloaderコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

2.1.3.3 複写先データベースの定義

複写先システムで以下の定義を実施します。

rdbddlexコマンドを実行し、以下の定義を実施してSymfoware/RDB上に複写先データベースを定義します。

すでに複写先システムで複写先データベースが定義済の場合は、rdbprtコマンドを実行し、Symfoware/RDB上に複写先データベースを作成していることを確認します。

注意

  • 表定義を行うとき、PRIMARY KEYが必要です。Linkexpress Replication optionでは、抽出データの複写対象の行を特定するためにPRIMARY KEYが必要です。

  • データ構造がOBJECT型のDSOは、レプリケーションできません。

  • 集約型モデルまたは双方向型モデルでのレプリケーションを行う場合、複写先データベースの表を、複写元データベースの単位でDSI分割する必要があります(同一表に対し、条件指定で集約型モデルまたは双方向型モデルを構築した場合、全複写機能を使用することはできません)。

  • Linkexpress Replication option以外で複写先データベースを更新した場合の動作保証はしていません。複写先データベースを更新するような利用者プログラムは実行しないでください。

参照

  • rdbddlexコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

  • rdbprtコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。