ここでは、レプリケーションの対象となるデータベースの作成方法について説明します。
手順を以下に示します。
複写元システムのデータベースの定義
複写元システムのデータベースの創成
複写先システムのデータベースの定義
なお、レプリケーションの対象となるデータベースを作成するには、Symfoware/RDBを起動する必要があります。
複写元システムで以下の定義を実施します。
rdbddlexコマンドを実行し、以下の定義を実施してSymfoware/RDB上に複写元データベースを定義します。
データベース定義
データベーススペース定義
スキーマ定義
表定義
DSO定義
DSI定義
すでに複写元システムで複写元データベースが定義済の場合は、rdbprtコマンドを実行し、Symfoware/RDB上に複写元データベースを作成していることを確認します。
注意
表の定義時には、一意性制約を指定してください。
データ構造がOBJECT型のDSOはレプリケーションできません。
rdbddlexコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。
rdbprtコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
データ構造がCYCLIC型のDSOはレプリケーションできません。
複写元データベースの創成は、rdbsloaderコマンドで行います。
注意
rdbsloaderコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
複写先システムで以下の定義を実施します。
rdbddlexコマンドを実行し、以下の定義を実施してSymfoware/RDB上に複写先データベースを定義します。
データベース定義
データベーススペース定義
スキーマ定義
表定義
DSO定義
DSI定義
すでに複写先システムで複写先データベースが定義済の場合は、rdbprtコマンドを実行し、Symfoware/RDB上に複写先データベースを作成していることを確認します。
注意
表定義を行うとき、PRIMARY KEYが必要です。Linkexpress Replication optionでは、抽出データの複写対象の行を特定するためにPRIMARY KEYが必要です。
データ構造がOBJECT型のDSOは、レプリケーションできません。
集約型モデルまたは双方向型モデルでのレプリケーションを行う場合、複写先データベースの表を、複写元データベースの単位でDSI分割する必要があります(同一表に対し、条件指定で集約型モデルまたは双方向型モデルを構築した場合、全複写機能を使用することはできません)。
Linkexpress Replication option以外で複写先データベースを更新した場合の動作保証はしていません。複写先データベースを更新するような利用者プログラムは実行しないでください。
参照
rdbddlexコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。
rdbprtコマンドの詳細については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。