Enterprise Postgres 17 SP1 リリース情報

2.8.4 SSH接続時のタイムアウト時間の変更

非互換

Fujitsu Enterprise Postgres 16では、パラメータwd_escalation_command用のサンプルスクリプトescalation.sh.sampleにおいて、SSH接続時のタイムアウト時間に5秒が指定されるようになりました。従来はタイムアウト時間が指定されていなかったため、sshコマンドのデフォルトのタイムアウト時間(120秒)となっていました。

対処方法

従来のタイムアウト時間を利用する場合は次の2つの方法があります。

• パラメータwd_escalation_command用のサンプルスクリプトescalation.sh.sampleのSSH_TIMEOUT=5(10行目)をsshコマンドのデフォルトのタイムアウト時間であるSSH_TIMEOUT=120に変更する。

• SSH_TIMEOUT=5(10行目)をコメントアウトした上で、19-20行目を変更します。

  [変更前]

  timeout ${SSH_TIMEOUT} ssh -T ${SSH_OPTIONS} ${POSTGRESQL_STARTUP_USER}@${pgpool} " /usr/bin/sudo /sbin/ip addr del ${VIP}/24 dev ${DEVICE}

  [変更後]

  ssh -T ${SSH_OPTIONS} ${POSTGRESQL_STARTUP_USER}@${pgpool} " /usr/bin/sudo /sbin/ip addr del ${VIP}/24 dev ${DEVICE}