3.3 対話形式でのインストール

対話形式でのインストールについて説明します。

新規インストールまたはマルチバージョンインストールの場合

対話形式のインストールでは、インストール情報のデフォルト値が設定されていますが、以下の設定内容は変更できます。

インストール先
- Fujitsu Enterprise Postgresのインストール先には、ローカルディスクを指定する必要があります。
- WebAdminを利用する場合、[インストール先フォルダ]に指定するフォルダに全角文字および半角カタカナを使わないでください。
WebAdminのセットアップ情報(WebAdmin機能のインストールを選択している場合)
ポート番号を変更する場合は、1024～49151の間で未使用のポート番号であることを確認してください。また、Windowsファイアウォールの設定のために、Webサーバのポート番号を控えておいてください。

再インストールの場合

WebAdminのインスタンス管理情報が保存されている以下のフォルダをバックアップしてください。

WebAdminのインストールフォルダ\data\fepwa

バックアップは以下の手順で行います。

インストールが完了後、上記のフォルダをバックアップしたフォルダで置き換えてください。

インストールの手順

以下の手順でインストールしてください。

インストールは、“Administrator”権限のあるユーザー(Administratorsグループに属するユーザーIDを持つ)が行ってください。

インストール時にWebAdminをセットアップすることができますが、WebAdminでHTTPSプロトコルを利用およびクライアント認証を行う場合は、インストール完了後に再セットアップが必要です。“B.1 WebAdminセットアップ”を参照してWenAdminの再セットアップを実施してください。

1. アプリケーションおよびプログラムの停止

再インストールする場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。

インストールを開始する前に以下を停止してください。

製品を利用するアプリケーション
Connection Manager
インスタンス
WebAdminのWebサーバ機能
WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。
詳細は、“B.1.4 WebAdminのWebサーバ機能の停止”を参照してください。
Mirroring Controller
mc_ctlコマンドのstopモードを実行し、Mirroring Controllerを停止します。
例
```
> mc_ctl stop -M D:\mcdir\inst1
```
pgAdmin

2. DVDのセット

Fujitsu Enterprise PostgresのDVDをドライブにセットします。

3. インストールの実行

インストールメニューが表示されるので、[インストール]ボタンをクリックします。

Windowsの自動実行機能（Autorun）を無効にしている場合、またはリモートデスクトップサービス（ターミナルサービス）の場合には、自動的にインストールプログラムが起動されません。「ファイル名を指定して実行」またはエクスプローラーから以下のファイルを実行してください。

Z:\autorun.exe

Zには、DVDをセットしたドライブ名を指定してください。

4. インストール製品の選択

[インストール製品選択]画面が表示されます。

インストールする製品を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

選択した製品が再インストールのみ可能な場合は、“6. 設定内容の確認”を参照してください。

参考

64ビット環境で32ビットのアプリケーションを開発または実行する場合には、Fujitsu Enterprise Postgres Client (32bit)が必要となります。Fujitsu Enterprise Postgres Client (32bit)をインストールする場合、インストール先に64bit用のProgram Filesフォルダ(環境変数ProgramFilesに指定されたフォルダ)配下を指定しないでください。
Fujitsu Enterprise Postgresサーバ構成とWebAdminは、「Fujitsu Enterprise Postgres サーバコンポーネント」と「WebAdminコンポーネント」を選択することで同一マシンにインストールできます。
選択した製品がインストールされている場合は、[インストール方法選択]画面が製品ごとに表示されます。
マルチバージョンインストールを行う場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

5. インストール内容の確認

[インストールの確認]画面が表示されます。

[次へ]ボタンをクリックするとインストール処理が開始されます。

設定内容を変更する場合は、[変更する]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。表示された画面に従って、設定を変更します。

WebAdminによる運用を行う場合には、Windowsファイアウォールの設定のために、設定内容に表示されたWebサーバのポート番号を控えておいてください。

インストール時に、WebAdminのセットアップを実行しなかった場合は、“付録B WebAdminのセットアップ/アンセットアップ”を参照し、セットアップを実行してください。

6. 設定内容の確認

再インストールの場合、またはインストール情報を変更した場合、[インストールの確認]画面が表示されます。

[インストール]ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックします。

7. インストール完了

完了画面が表示されます。

［完了］ボタンをクリックしてください。

Windowsの[すべてのプログラム]または[すべてのアプリ]の[Fujitsu]から、[アンインストールと管理(ミドルウェア)]を起動します。“ソフトウェア名”にインストールした製品名が追加されていれば、インストールは完了です。