ACのインストール方法について説明します。
インストール前の事前準備
インストール前にPC環境や混在製品を確認してください。
インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
ウイルス対策ソフトウェアを含む常駐プログラム
“解説書”の“動作環境”を参照して、“混在運用できない製品”を確認してください。
“リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
「Desktop Patrol CS」と「Desktop Patrol AC」間で使用するポート番号を変更する場合、ポート番号を変更したあと、[環境構築]画面を起動してください。接続に失敗したことを示すメッセージが表示されるので、[接続先サーバ名]の設定を確認して、[OK]ボタンをクリックしてください。
ACメニューはMicrosoft Excelを使用してデータを表示します。ACメニューを使用するPCには、以下の準備や操作を行ってください。設定画面・用語は、Microsoft Excelのバージョンにより異なる場合があります。
使用できるMicrosoft Excelについては、“解説書”の“必要なソフトウェア”を参照してください。
Microsoft Excelのインストール時に、Visual Basic for Applicationsを選択します。通常のインストールでは、インストールするように選択されています。
Microsoft Excelで以下を設定してください。
Microsoft Excelメニューの[ファイル]-[オプション]を選択します。
Excelのオプション画面の [トラストセンター]‐[トラストセンターの設定]ボタンを選択します。
表示された画面の [ActiveXの設定]をクリックし、「先に確認メッセージを表示してから、初期化に危険が伴うコントロールには制限を強化し、初期化しても安全なコントロールには最低限の制限を適用して有効にする」を選択します。
上記の選択項目よりセキュリティレベルが低い項目(上記より下の選択項目)が選択されている場合、設定変更は必要ありません。
同じ画面の[マクロの設定]をクリックし、「警告して、VBAマクロを無効にする」を選択します。
上記の選択項目よりセキュリティレベルが低い項目(上記より下の選択項目)が選択されている場合、設定変更は必要ありません。
同じ画面の[OK]ボタンをクリックします。
Excelのオプション画面の[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft Excelの「セキュリティ警告」画面が表示された場合は、必ず「マクロを有効にする」または[コンテンツの有効化]を選択してください。
Microsoft Excelの「セキュリティ警告」画面で「マクロを無効にする」を選択した場合、ACメニューを操作できません。
上記の準備や操作を行わなかった場合、ACメニューが正しく動作できなくなります。ACメニューを終了し、上記の設定を実施した後、ACメニューを起動してください。
インストールする
ACをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“解説書”の“動作環境”を参照してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「ACインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
注意
なお、インストール環境によっては、以下のメッセージが出力されることがありますが、問題はありません。[OK]ボタンをクリックして、そのままインストールを継続してください。
「このパッケージをインストールするときに予期しないエラーが検出されました。このパッケージは問題がある可能性があります。エラーコードは2803です。」
参考
本製品の製品メディアをDVD-ROM装置にセットできない場合は、製品メディアからISOイメージファイルを作成して、インストール先のコンピュータにコピーし、ISOイメージファイルのアイコンをダブルクリックするなどの方法でマウントしてください。
「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「インストールフォルダ選択」画面が表示されます。ただし、上書きインストール時には、本手順は不要です。次の手順に進んでください。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、変更する場合、Windowsの有効なフォルダ名として、半角64文字以内で設定できます。
また、本製品のインストール時には他のプログラムとは別のフォルダを作成し、そこにインストールしてください。他のプログラムと同じフォルダに共存させないでください。また、本製品のインストール後に、他のプログラムを本製品のインストール先フォルダ配下にインストールしないでください。
「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。
「セットアップは、正常に終了しました。」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。
そのまま「CSのホスト名の設定」画面が表示されます。[CSのホスト名]を設定して、[OK]ボタンをクリックしてください。
注意
データベースへの接続に時間がかかる場合、処理の中止を促す画面が表示されます。この場合、しばらく待つか、処理を中止して、設定を見直してから再度実行してください。接続に時間がかかる理由としては、接続先サーバのCPU負荷が著しく高くなっているか、接続先サーバのポート番号が他製品で使用されている可能性があります。
なお、インストール作業後でも設定を変更できます。変更する場合については、“インストール後に接続先サーバの設定を変更する”を参照してください。
項目名 | 説明 |
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[CSのホスト名] | 「Desktop Patrol CS」をインストールしたPCの「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を設定します。 半角の英数字、および半角の記号を合わせて、18文字以内で設定できます。 なお、指定した[CSのホスト名]は、「Desktop Patrol AC」で名前解決できる環境にしておく必要があります。 注意 IPv6で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下の登録を実施し、ホスト名を入力してください。
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インストール後に接続先サーバの設定を変更する
接続先サーバは、ACのインストール時に設定しています。本手順は、インストール時の設定内容を確認したい場合、または設定内容を変更する場合に実施してください。
接続先サーバを設定するための画面を起動します。
ACをインストールしたPCの[スタート]-[Systemwalker Desktop Patrol AC]-[管理台帳の設定]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
CSのホスト名を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名 | 説明 |
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[CSのホスト名] | 「Desktop Patrol CS」をインストールしたPCの「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を設定します。 半角の英数字、および半角の記号を合わせて、18文字以内で設定できます。 なお、指定した接続先サーバ名は、「Desktop Patrol AC」で名前解決できる環境にしておく必要があります。 注意 IPv6で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下の登録を実施し、ホスト名を入力してください。
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