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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

A.1 ListGateway

ListGatewayについて説明します。

Webゲートウェイサーバの環境として、ListGateway(Javaサーブレットプログラム)の動作環境を運用に合わせて変更する場合は、ListGateway.propertiesファイルを編集します。

ListGateway.propertiesファイルは、以下の場所に格納されています。

  「/opt/FJSVlw-gw/property」ディレクトリ配下

ポイント

Windowsで環境設定ファイルを編集して、LinuxサーバにFTPなどを使用して転送する場合は、アスキーコードで文字コード変換をしない(アスキー無変換)で行ってください。

注意

  • ListGateway.propertiesファイルを編集する時は、以下の注意が必要です。

    • 1行1項目で指定してください。

    • コメントを記述する場合は、行頭に「#」を記述してください。

    • 行は削除しないでください。また、定義名を変更しないように注意してください。

    • 追加した行の最後は、必ず改行してください。

    • シフトJISコードで記述してください。

  • 古いバージョンレベルの環境設定を引き続き有効にしたい場合は、退避した古いバージョンレベルの環境設定ファイルをもとに、インストールしたListGateway.propertiesファイルを再編集してください。

  • ListGateway.propertiesファイルを編集した場合は、GlassFish Serverクラスターを再起動して新しい設定を有効にしてください。

    参考

    新しい設定を有効にする方法については、“2.12.4 環境設定ファイルの編集”を参照してください。

ListGatewayに定義する定義名を以下に示します。

定義名

説明

省略値

session.inactiveinterval

セションの有効時間を秒単位で指定します。
ListGatewayに利用者がログオンし、ログオフするまでをセションと呼びます。有効時間を超えて利用者からアクセスがない場合、自動的にセションが終了し、切断されます。
指定の範囲は、1~2147483647秒です。

注意

セションの有効時間を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

600

socket.compress

ListGatewayとリスト管理サーバとの通信時にデータを圧縮するかどうかを「0」か「1」の数値で指定します。

  0:圧縮しない
  1:圧縮する

リスト管理サーバとの通信時に時間がかかる場合は、「1」を指定します。

0

keepfolder.sort

保管フォルダのソート順を「0」か「1」の数値で指定します。各階層でソートされます。

  0:降順
  1:昇順

1

keeplist.sort

帳票一覧のソート順を「0」か「1」の数値で指定します。

  0:降順
  1:昇順

注意

指定したソートの条件に対して、同じ帳票については、作成日時の降順で表示順番が決められます。

また、どちらの条件に対しても同じ帳票については、表示順番は保証されません。

0

keeplist.sortitem

帳票一覧のソートの対象となる一覧項目を「0」から「6」までの数値で指定します。

  0:日本語帳票名
  1:作成者名
  2:作成日時
  3:日本語コメント
  4:ファイル名
  5:登録日時
  6:アクセス回数

注意

指定したソートの条件に対して、同じ帳票については、作成日時の降順で表示順番が決められます。

また、どちらの条件に対しても同じ帳票については、表示順番は保証されません。

2

keeplist.viewcount

帳票一覧に表示する帳票数を「1」から「1000」までの数値で指定します。

注意

帳票一覧に表示する帳票数を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

30

findlist.sort

検索結果一覧のソート順を「0」か「1」の数値で指定します。

  0:降順
  1:昇順

0

findlist.sortitem

検索結果一覧のソートの対象となる一覧項目の番号を数値で指定します。

  0:帳票名
  1:作成者名
  2:作成日時
  3:コメント
  4:ファイル名
  34:フォルダ名

2

findlist.viewcount

検索結果一覧に表示する帳票数を「1」から「1000」までの数値で指定します。

注意

検索結果一覧に表示する帳票数を大きくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

30

everyone.keeplist.pdf

すべてのユーザに対して、帳票をPDF形式で表示、保存することを許可するかどうかを、「0」か「1」の数値で指定します。

「0」を指定した場合、Webクライアントには、【PDF形式で表示】、【PDF保存】ボタンは表示されません。

  0:許可しない
  1:許可する

ポイント

利用者がPDF形式での表示や保存する機能を利用する場合は、リスト管理サーバの帳票に対して、PDF形式での表示や保存する機能を利用するアクセス権が設定されている必要があります。

参照

PDF形式での表示や保存する機能のアクセス権については、“2.10.1 保管フォルダに対するアクセス権”を参照してください。

0

everyone.keeplist.show

本定義は、Webプラグイン版Webクライアント固有です。

1ログインセションから次の処理を行う場合の同時実行数の最大数を指定します。

  • 帳票表示

  • 帳票一覧からの印刷

本定義を変更する場合は、Webゲートウェイサーバに同時に接続できるセション数を見積もり、List Works Web連携環境設定を実行して下さい。

1~10:同時実行数の最大値

1

pollingprint.watchtime

ポーリング印刷において、指定した保管フォルダの帳票の一覧を監視する間隔を秒単位で指定します。

指定の範囲は、0~2147483647秒です。

注意

監視する時間を小さくすると、Webゲートウェイサーバの負荷が高まります。

10

api.listconfig.setsheetpath.init

Web連携機能APIのJavaクラス(ListConfig)の「addSheetPath」または「setSheetPath」メソッドを使用している場合における、下記に示す帳票表示時の不具合を解消します。ただし、本定義を有効にすると非互換が生じるため、非互換情報をご確認のうえ、定義してください。

現象1

帳票を表示すると空白の画面が表示される。

現象1の発生条件

以下の順序および条件を満たす場合に該当します。

  1. 帳票を選択し表示する。

  2. 帳票表示画面以外のList Worksの画面を表示する。

  3. Web連携機能APIのJavaクラス(ListConfig)の「addSheetPath」または「setSheetPath」メソッドを使用して、帳票を選択し表示する。

現象1の非互換情報
省略値の動作

復帰値に-1以外が返却される

本定義を有効にしたときの動作

以下のメソッドにおいて、復帰値に-1が返却される(注)

・getActivePageメソッド

・getSheetNoメソッド

現象2

帳票を表示すると、1ページ目以外のページで帳票が表示される。

現象2の発生条件

以下の順序および条件を満たす場合に該当します。

  1. Web連携機能APIのJavaクラス(ListConfig)の「addSheetPath」または「setSheetPath」メソッドを使用して、帳票を選択し表示する。

  2. 帳票表示画面で、別のページを表示する。(1ページ目を表示したときも含む)

  3. 帳票表示画面以外のList Worksの画面を表示する。

  4. Web連携機能APIのJavaクラス(ListConfig)の「addSheetPath」または「setSheetPath」メソッドを使用して、帳票を選択し表示する。

現象2の非互換情報
省略値の動作

復帰値に-1以外が返却される

本定義を有効にしたときの動作

以下のメソッドにおいて、復帰値に-1が返却される(注)

・getActivePageメソッド

・getSheetNoメソッド

0 :無効にする
1 :有効にする

注:これらのメソッドを使用している場合は、Webアプリケーションを見直してください。
なお、元の動作に戻す場合は「api.listconfig.setsheetpath.init」に「0」を指定してください。

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