ユーザ認証により、リスト管理サーバに接続できるユーザを制限できます。
ユーザ認証は、クライアントサーバ運用でリスト管理サーバの帳票を扱う場合に有効なセキュリティ機能です。List Worksクライアントからリスト管理サーバに接続するときに、指定したユーザIDをもとに、リスト管理サーバへの接続の可否をチェックします。
ユーザ認証には、以下の方法があります。
オペレーティングシステムによる認証
ユーザ作成ライブラリによる認証
それぞれの認証方法において管理者権限が設定されているユーザは、List Worksにおいても管理者権限のあるユーザとして扱われます。List Worksでは、管理者権限のあるユーザを「管理者」といいます。スーパーユーザが、管理者に該当します。
ユーザ認証の方法は、サーバ動作環境ファイルの「USER_MNG(利用者情報の管理先)」に指定してlvsetenvコマンドで登録します。設定後に認証方法を変更することは可能です。
参照
設定方法については、“環境構築手引書”および“コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
ユーザグループを作成する場合、グループ名が26バイト以内(半角26文字、全角13文字)で作成してください。
オペレーティングシステムの利用者管理を利用します。ユーザIDには、オペレーティングシステムに登録されているユーザ名を使用するため、オペレーティングシステムで設定しているアカウント情報が、そのままList Worksでも有効になります。
ポイント
ユーザIDは、大文字/小文字が区別されて扱われます。
すでに構築されているユーザ情報を利用して認証を行うなど、利用者が作成したアプリケーションによる認証処理を行います。
参照
ユーザ作成ライブラリによる利用者情報の変更については、“保守手引書”を参照してください。
なお、ユーザ認証においてユーザ作成ライブラリによる認証を利用する場合は、保管フォルダ、保管フォルダの帳票に対する操作時に、業務権限が判定されます。
業務権限とは、ユーザ、およびグループごとに、利用可能な機能を設定したアクセス権のことです。
ポイント
ユーザ作成ライブラリによる認証の場合、ユーザIDは、大文字/小文字が区別されて扱われます。