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Interstage List Works V11.0.0 運用手引書
FUJITSU Software

3.3.4 スタンドアロン運用による活用

スタンドアロン運用とは、リスト管理サーバに回線が接続されていないList Worksクライアントだけの環境で、帳票を参照する運用形態です。

(1) 可搬媒体で配付した帳票をList Worksクライアントで活用する

帳票をファイリングまたは複写した可搬媒体(MO、フロッピーディスクなど)を配付することで、回線のつながっていないList Worksクライアントで帳票を参照する運用です。ただし、帳票の配付を受けるList Worksクライアントからは、以下の機能は利用できません。

本社で帳票を可搬媒体に複写し、支店でスタンドアロン運用を行う場合の例を以下に示します。

(2) 帳票の配付

スタンドアロン運用しているList Worksクライアントに帳票を配付します。

配付者側の作業と受取り側の作業を説明します。

配付者側の作業
  • ファイリングしたものを配付する場合

    配付したい帳票をファイリングします。

    参照

    ファイリングフォルダの作成については“環境構築手引書”、ファイリングの操作方法については“操作手引書 利用者編”を参照してください。

  • 複写したものを配付する場合

    以下の手順で操作します。

    1. 配付する可搬媒体を、List Worksクライアント(マイ コンピュータ)の保管フォルダとして作成します。

    2. 1.で作成した保管フォルダに、リスト管理サーバの配付したい帳票を複写します。

  • 帳票配付時のオーバレイの扱い

    配付用の帳票をファイリングまたは複写する際は、オーバレイも複写するように設定する必要があります。

    • ファイリングする場合

      ファイリング用のグループフォルダ作成時に、【グループの情報】タブの「オーバレイをファイリングする」を有効にします。

    • リスト管理サーバからマイ コンピュータの保管フォルダに複写する場合

      List Worksクライアントの動作環境の設定で、「リスト管理サーバからマイ コンピュータに帳票を複写する時、オーバレイも複写する」を有効にします。

    • マイ コンピュータの保管フォルダ間で移動/複写する場合

      List Worksクライアントの動作環境の設定で、「マイ コンピュータの帳票を移動/複写する時、オーバレイも複写する」を有効にします。

      参照

      List Worksクライアントの動作環境の設定については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

受取り側の作業

受取り側で、配付された可搬媒体を参照するには、List Worksクライアント(マイ コンピュータ)に、可搬媒体をフォルダの場所とした保管フォルダを作成します。