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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

20.1 保管データベースのフラグメンテーションの監視

ここでは、List Works組込データベース、またはSymfowareのフラグメンテーションの監視について説明します。

参照

Oracleデータベースのフラグメンテーションの監視については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。

保管データベースのフラグメンテーションの監視では、以下のスクリプトを使用します。

監視手順を、以下に示します。

なお、フラグメンテーションの監視は、List Worksサービスの起動中に実行できます。

手順

使用しているデータベースシステム

List Works組込
データベース

Symfoware

(1)

スクリプトの複写

○(注)

(2)

スクリプトの実行

(3)

フラグメンテーションの確認

○:必要、-:不要

注:SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。


手順1:スクリプトの複写(SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)をデータベースサーバへ複写します。

Solaris版/Linux版の場合は、スクリプトに実行権が設定されていることを確認してください。実行権がない場合はchmodコマンドで実行権を付与してください。

参照

chmodコマンドについては、Linuxのマニュアルを参照してください。


手順2:スクリプトの実行

スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(checklog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

参照

エラーメッセージの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。


手順3:フラグメンテーションの確認

スクリプトの実行結果を確認します。

実行結果は、テキスト形式の1行としてログファイル(checklog_LWDB.txt)に出力されます。

出力形式は、以下の2つがあります。

DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee)
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd,ee),INDEX(--,ww,xx,yy,zz)

aa:割付け対象に格納されている行数

bb:割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(単位は%)

cc:割付けページ数に対して使用中のページの割合(単位は%)

dd:割付けページ数

ee:使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合(単位は%)

以下の両方の条件を満たしている場合、DSIのフラグメンテーションの解消を検討してください。

  1. 以下の「使用中ページ数の合計」が共用バッファ数の80%を超える場合

    使用中ページ数の合計=すべての「DSIの使用中ページ数」の合計

    DSIの使用中ページ数=cc × dd

    共用バッファ数=rdbbufで指定したRDB_BUFFER8K

    参照

    rdbbufに指定するRDB_BUFFER8Kの値については、“環境構築手引書”を参照してください。

  2. a.のDSIのeeの値が30%を下回る場合