ここでは、List Works組込データベース、またはSymfowareのフラグメンテーションの監視について説明します。
参照
Oracleデータベースのフラグメンテーションの監視については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。
保管データベースのフラグメンテーションの監視では、以下のスクリプトを使用します。
List Works組込データベースの場合
/opt/FJSVlw-sv/db/lwdb/LWDB/dsi_checkLWDB.sh
Symfowareの場合
/opt/FJSVlw-sv/db/symfo/LWDB/dsi_checkLWDB.sh
参考
保管データベースの監視は、スーパーユーザで行ってください。
Symfowareの場合、作業を行う前に、Symfowareの環境変数を設定する必要があります。
環境変数の設定方法については、“セットアップガイド”を参照してください。
監視手順を、以下に示します。
なお、フラグメンテーションの監視は、List Worksサービスの起動中に実行できます。
手順 | 使用しているデータベースシステム | ||
---|---|---|---|
List Works組込 | Symfoware | ||
(1) | スクリプトの複写 | - | ○(注) |
(2) | スクリプトの実行 | ○ | ○ |
(3) | フラグメンテーションの確認 | ○ | ○ |
○:必要、-:不要
注:SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。
手順1:スクリプトの複写(SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)
SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)をデータベースサーバへ複写します。
Solaris版/Linux版の場合は、スクリプトに実行権が設定されていることを確認してください。実行権がない場合はchmodコマンドで実行権を付与してください。
参照
chmodコマンドについては、Linuxのマニュアルを参照してください。
手順2:スクリプトの実行
スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)を実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(checklog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。
参照
エラーメッセージの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。
手順3:フラグメンテーションの確認
スクリプトの実行結果を確認します。
実行結果は、テキスト形式の1行としてログファイル(checklog_LWDB.txt)に出力されます。
出力形式は、以下の2つがあります。
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee) DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd,ee),INDEX(--,ww,xx,yy,zz)
aa:割付け対象に格納されている行数
bb:割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(単位は%)
cc:割付けページ数に対して使用中のページの割合(単位は%)
dd:割付けページ数
ee:使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合(単位は%)
以下の両方の条件を満たしている場合、DSIのフラグメンテーションの解消を検討してください。
以下の「使用中ページ数の合計」が共用バッファ数の80%を超える場合
使用中ページ数の合計=すべての「DSIの使用中ページ数」の合計
DSIの使用中ページ数=cc × dd
共用バッファ数=rdbbufで指定したRDB_BUFFER8K
参照
rdbbufに指定するRDB_BUFFER8Kの値については、“環境構築手引書”を参照してください。
a.のDSIのeeの値が30%を下回る場合