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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

13.1.2 外字をイメージデータとして使用する場合

外字をイメージデータとして使用する場合の、外字を準備する基本的な作業の流れを以下に示します。

手順

操作

操作するサーバ

説明

1

外字の登録

資源管理サーバ
(日本語資源管理)

日本語資源管理で外字の文字パターンを作成し、VSPフォントに登録する。

2

コードの対応定義

資源管理サーバ
(日本語資源管理)

日本語資源管理で文字コードの変換定義を行う。

3

外字・コードの対応定義の配付

資源管理サーバ
(日本語資源管理)

日本語資源管理でVSPフォントに作成し登録された外字の文字パターンおよびコードの対応定義を移出する。

手順4で移入するサーバに配付する。

4

外字・コードの対応定義の適用

アプリケーションサーバ
List Worksサーバ

手順3で移出した外字の文字パターンおよびコードの対応定義を移入する。

ポイント

以降の手順では、Charset Managerの用語を使用して説明しています。用語がわからない場合は、Charset Managerのマニュアルもあわせて参照してください。

また、詳細なCharset Mangerでの手順についても、Charset Managerのマニュアルをご確認ください。

外字を準備する手順を以下に示します。

手順1 外字の登録

Charset Managerの「日本語資源管理」で業務を作成し、「Linux VSPフォント」のフォントシステムを登録します。

登録されたフォントシステムに対して、外字の文字パターンを以下のように作成します。

  書体:明朝体
  サイズ:32×32
手順2 コードの対応定義

Charset Managerが定めた外字領域の標準的な変換規則を使う場合は、文字コード変換表の作成は不要です。使用しない場合は、Charset Managerの「日本語資源管理」で、手順1で作成された外字の文字コード変換表を以下のように作成します。

帳票出力時の印刷データの文字コード

文字コード変換表

シフトJIS

SJIS-JEF

Unicode

Unicode-JEF

EUC(U90)

EUC(U90)-JEF

EUC(S90)

EUC(S90)-JEF

参照

外字領域の標準的な変換規則については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。

手順3 外字・コードの対応定義の配付

Charset Managerの「日本語資源管理」で手順1および手順2で登録された外字の文字パターンおよびコードの対応定義を移出し、配付します。

配付先は、アプリケーションサーバとList Worksサーバを異なるサーバで動作させる場合は、アプリケーションサーバです。同じサーバで動作させる場合は、List Worksサーバです。

手順4 外字・コードの対応定義の適用

配付された外字の文字パターンおよびコードの対応定義を、Charset Managerを使用してサーバに移入します。