帳票の一覧から、検索機能を使って目的の帳票をすばやく探すことができます。
以下の帳票が持つ抜き出し検索範囲、または印刷データが検索対象となります。
選択している保管フォルダにあるすべての帳票
選択している帳票
保管フォルダの場合、第2階層以下のフォルダも検索の対象になります。また、選択した帳票の場合、帳票内の印刷データを検索することもできます。
参照
帳票の一覧から帳票を検索する操作手順については、“操作ガイド”を参照してください。
帳票の一覧から帳票を検索する
検索条件には、以下の項目を指定できます。
帳票名 (注1)
コメント (注1)
作成者名 (注1)
印刷データ内の文字 (注1) (注2) (注3)
アクセスの有無 (注4)
登録日付 (注4)
作成日付 (注5)
印刷状態 (注6)
備考 (注7) (注1)
注1)Web一覧の場合、以下に示す条件の指定が可能
・部分的に一致する
・完全に一致する
・前方から一致する
注2)Web一覧の場合のみ、抜き出し検索範囲に対する空文字列の検索が可能
(空文字列の検索時のポイントについては、“空文字列の検索”のポイントを参照)
注3)Web一覧の場合のみ、検索条件を最大4つまで指定可能
注4)リストナビの場合のみ利用可能
注5)Web一覧の場合、時間の指定まで可能
注6)Web一覧の場合のみ、運用形態によって利用可能
注7)Web一覧の場合、オープン帳票のみ利用可能
複数の条件を設定した場合、条件はすべて「かつ(AND)」として検索されます。また、一度検索した結果の中から、さらに条件を絞り込んで帳票を検索できます。
検索結果として表示された帳票の一覧から帳票の表示、帳票の印刷、データ変換(List Worksクライアント)、PDF形式で表示/保存(Webクライアント)、帳票の削除(Webクライアント)ができます。
注意
帳票一覧に表示される帳票の検索条件を設定している場合も、保管フォルダを選択して帳票を検索した場合は、保管フォルダにあるすべての帳票が検索対象になります。特定の帳票だけを検索対象にしたい場合は、帳票を選択して帳票を検索してください。
Webクライアントの場合、検索する時間が10分を超えたときや検索条件に一致した帳票が1000帳票を超えたときに、検索は中断されます。中断された場合は、中断されるまでに検索条件に一致した帳票が検索結果一覧に表示されます。検索条件を設定しなおして、再度帳票を検索してください。なお、帳票検索を中断する時間(10分)、中断する件数(1000件)は、リスト管理サーバのプロパティファイルの編集により変更できます。
帳票を検索中に【ストップ】ボタンをクリックした場合は、【ストップ】ボタンをクリックするまでに検索条件に一致した帳票が検索結果一覧に表示されます。
Webクライアントの場合、運用形態によっては、検索条件の入力が必須となる項目や検索対象にできる保管フォルダの範囲が限定されている場合があります。
保管フォルダを選択して帳票を検索し検索条件(注1)に合致する帳票(注2)が100万件を超える場合、エラーになります。検索条件を見直して、再度帳票を検索してください。
注1) 帳票が100万件以上登録された保管フォルダを選択し、検索条件に帳票名、コメントなどの管理情報を何も指定しない場合を含みます。
注2) 検索処理を実行したログインユーザに以下のどちらかのアクセス権がない帳票を含みます。
帳票一覧への表示
帳票の表示
検索条件に一致した帳票の中に結合帳票が含まれる場合、結合帳票の件数ではなく結合帳票を構成する帳票の件数が検索条件に一致した帳票の件数としてカウントされます。
抜き出し検索範囲を利用した検索
Webクライアントでの検索に、抜き出し検索範囲を利用できます。検索する対象範囲(抜き出し検索範囲)と検索する文字列の組み合わせは、最大4つまで指定可能です。
すでにリスト管理サーバで使用されている抜き出し検索範囲を利用して、Web連携用に検索範囲一覧の設定ファイルを作成します。検索範囲一覧の設定ファイルは、あらかじめ作成し、設定しておく必要があります。また、必要に応じてJSPファイルをカスタマイズしてください。
以下の手順で準備します。
リスト管理サーバにある検索対象になる帳票と同じオーバレイを使用している帳票に、抜き出し検索範囲を設定します。
設定された抜き出し検索範囲名が、「抜き出し検索範囲名」に表示されます。
lwfndtgtコマンドの-oオプションで、抜き出し検索範囲名の一覧を出力します。
2.で出力された一覧から、検索範囲一覧の設定ファイルを作成します。
lwfndtgtコマンドの-iオプションで、検索範囲一覧の設定ファイルを設定します。
Webクライアントの【帳票を検索】画面で、「抜き出し検索範囲名」に4.で登録した内容が正しく表示されることを確認します。
1.で設定されたオーバレイを使用する帳票を登録します。
6.で登録された帳票を、4.で登録された抜き出し検索範囲で検索します。
参照
抜き出し検索範囲の設定方法については“6.8 抜き出し検索範囲の設定”、lwfndtgtコマンドについては“コマンドリファレンス”、検索範囲一覧の設定ファイルについては“検索範囲一覧の設定ファイルの形式”、【帳票を検索】画面については“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。
抜き出し検索範囲の名前や範囲を変更しても、すでに登録されている帳票には変更内容は反映されません。変更内容は、変更後に登録された帳票に対して有効になります。このため、再度“検索するための事前準備”を行ってください。
検索範囲一覧の設定ファイルの形式は、以下のとおりです。
文字コードは、UTF-8です。
大文字と小文字を区別します。
ファイルサイズは、1GB以内です。
セクションは、セクション名を[](半角の角かっこ)で囲って指定します。セクション名は、半角255文字以内で指定します([]の文字数を除く)。定義できるセクション名は、以下のとおりです。
[default]
JSPファイルをカスタマイズしない場合に、本セクションで定義された検索する対象範囲が「抜き出し検索範囲名」に表示されます。
[(任意)]
任意の名前でセクションを作成できます。
ポイント
任意の名前で定義されたセクションは、Web連携機能API「getFindTargetList(検索する対象範囲の一覧の取得準備)」で使用します。
例えば、Web連携機能APIを使用してJSPファイルをカスタマイズすることにより、利用者単位に呼び出すセクションを指定し、利用者ごとに表示する抜き出し検索範囲名を変更できます。
検索する対象範囲は、検索する対象範囲名を""(半角のダブルクォーテーション)で囲って指定します。検索する対象範囲名は、100文字以内で指定します(""の文字数を除く)。
検索する対象範囲名にダブルクォーテーションを含む場合は、ダブルクォーテーションを重ねて指定します。
同じセクション名が定義された場合、1つめのセクションで指定された検索する対象範囲の名前が有効となります。
各セクションで、検索する対象範囲の名前が重複して定義されても、指定されたとおりに検索範囲一覧の設定ファイルが登録されます。
検索する対象範囲は、直前に指定されているセクションに属します。検索する対象範囲は、記載する順序で、【帳票を検索】画面の「抜き出し検索範囲名」に表示されます。
ポイント
例えば、JSPファイルをカスタマイズすることにより、特定の文字を利用して抜き出し検索範囲名を分類して、画面に表示できます。
セクション名および検索する対象範囲名には、以下の文字を使用します。行頭および行末に、タブ文字は使用できません。
半角英数字、JIS非漢字、JIS第一水準/第二水準範囲内の文字
1セクションに設定できる項目数の上限(初期値)は、100個です。
なお、リスト管理サーバのプロパティファイルで「system.search.target.limit」を設定すると、項目数の上限を拡大できます。
[default] "範囲名1" "範囲名3" "範囲名4" [abc] "範囲名2" "範囲名3"