アプリケーションサーバで出力した印刷データをList Worksで運用するためには、電子保存装置を設定して、アプリケーションの出力先を電子保存装置に変更する必要があります。
アプリケーションサーバがLinuxの場合は、List Works仮想プリンタを設定します。
電子保存装置またはList Works仮想プリンタの設定は、アプリケーションサーバで実施します。以下の“注意”を確認の上、設定してください。
なお、印刷データが使用する印刷資源は、印刷データと一緒に転送され、List Worksサーバの印刷資源フォルダに登録されます。
参照
印刷資源および印刷データの準備については、“設計・運用ガイド”を参照してください。
注意
List Works仮想プリンタの設定で指定するホスト名は、IPアドレスとの対応がhostsファイルに定義されている必要があります。
Linuxシステムの場合(List Works仮想プリンタの設定)
List Works仮想プリンタは、Linux上のNetCOBOL/MeFt帳票またはList Creator帳票をList Worksに登録するために必要です。
List Works仮想プリンタを、Linuxのアプリケーションを実行するサーバに作成します。Linuxシステムのlpadminコマンドで作成します。lpadminコマンドは、「/usr/sbin」ディレクトリに格納されています。
lpadminコマンドの使用方法をList Works仮想プリンタを作成/削除する場合に分けて説明します。
参照
lpadminコマンドの詳細については、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。
List Works仮想プリンタを作成する場合の使用方法を説明します。
lpadmin -p printer
-v lpd://host/printer
作成するList Works仮想プリンタ名をprinterに14文字以内の半角英数字で指定します。List Works仮想プリンタ名には、リストナビで作成した受信フォルダ名を指定します。
リスト管理サーバのホスト名をhostに64文字以内の半角英数字で指定します。printerには-pで指定したList Works仮想プリンタ名と同じ名前を指定します。「lpd://ホスト名/List Works仮想プリンタ名」の形式で指定します。
注意
List Works仮想プリンタ名に、以下の名前は使用できません。
CWXNFORMRCVLWK
-pオプションは-vオプションより前に指定してください。
List Works仮想プリンタを以下の内容で作成する場合の使用例を示します。
情報名 | 設定値 |
---|---|
リストナビで作成した受信フォルダ名 | lwprt |
リスト管理サーバのホスト名 | lwserver |
#/usr/sbin/lpadmin -p lwprt -v lpd://lwserver/lwprt