[詳細]
該当する保管フォルダのプロパティダイアログボックスの【詳細】タブにある「フォルダの場所」に表示される物理パスが、実際には存在しません。
[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因]
第一階層にある複数の保管フォルダを、同じ物理パスを異なる形式で設定している環境(以下、設定例)で、いずれか1つの保管フォルダに対して以下の操作を行った。
Windows版V6.0L10、またはSolaris版V6.0の場合
保管フォルダの削除(リストナビ上で削除されたオブジェクトが物理的に削除されます。)
Windows版V7以降、Solaris版V8以降またはLinux版の場合
保管フォルダの削除
削除スレッドの動作(リストナビ上で削除されたオブジェクトが物理的に削除されます。)
同じ物理パスを異なる形式で設定した例を以下に示します。
例1)Windows版の保管フォルダの共有運用で、UNC名に、サーバ名/IPアドレスを混在して使用する
サーバ名:\ServerName\Data\Eigyou IPアドレス:111.222.333.444\Data\Eigyou
例2)Solaris版またはLinux版で、シンボリックリンクを作成して指定する
a./var/data/eigyou b./data/eigyou(a.のシンボリックリンク)
[対処]
定期的にバックアップしている最新のデータから、該当する保管フォルダの帳票資源(*1)を復元してください。
復元する帳票資源の物理パスは、復元対象の保管フォルダのプロパティダイアログボックスの【詳細】タブを開き、「フォルダの場所」で確認します。
復元するときは、以下の点に留意してください。
エクスプローラなどを使用して、退避フォルダや媒体から複写します。
フォルダの階層構造は崩さず、運用していたときと同じところに同じ構成で復元します。
また、該当する保管フォルダは、リストナビなどから削除することもできます。
今後は、物理パスの形式をシステム内で統一してください。
*1)保管フォルダの帳票資源には、mem、srhなどの関連ファイルが含まれます。