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WSMGR ソフトウェア開発キット V9 使用手引書

4.1.4 WSMGR DISCONNECT

通信制御サービスとの切断


【呼出形式(C)】

UINT   XWSIAPI
XWSI_DISCONNECT(ReqHandle,ws_errno,rsv,wait_time)

USHORT      ReqHandle      リクエストハンドル
UINT       *ws_errno       処理結果
USHORT      rsv            リザーブ (常に1を指定のこと)
USHORT      wait_time      応答待ち時間

【機能】

通信制御サービスとの通信を切断します。切断は、キー入力可能になるまで待ってから通信制御サービスに切断要求を出します。wait_timeだけ待ってもキー入力可能にならない場合は、そのまま通信制御サービスに切断要求を出します。これは、ホストにデータを送るようなAPI(KC SEND、DC WRITE等)を行った後すぐにWSMGR DISCONNECTを行うとホストにデータが届く前に切断されることを防ぎます。

他ディスプレイセッションにおいて、同一接続パスでディスプレイエミュレータが起動されている時は切断処理は行いません。この場合はディスプレイエミュレータの終了で切断を行います。

注意

DF、DCのインタフェースをクローズ状態にしてから(ESTART中はEENDしたのち)、DISCONNECTしてください。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPENによって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果が格納されるアドレス。

rsv

常に1を指定すること

wait_time

キー入力可能までの待ち時間を指定します。
(単位:秒、0を指定した場合は無限待ち)


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGR でWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

WSAPI が異常で終了したことを示します。
エラー詳細は、ws_errnoに格納されます。


【出力】

ws_errno

関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。