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WSMGR ソフトウェア開発キット V9 使用手引書

4.1.3 WSMGR CONNECT

通信制御サービスとの接続


【呼出形式(C)】

UINT   XWSIAPI
XWSI_CONNECT(ReqHandle,ws_errno,setup_name,con_path_name)

USHORT      ReqHandle         リクエストハンドル
UINT       *ws_errno          処理結果
UCHAR      *setup_name        セットアップ名
UCHAR      *con_path_name     接続パス名

【機能】

通信制御サービスとの接続を行います。相手先は「接続パス名」で指定します。省略した場合は、指定セットアップ名の接続パス名に関連付けます。この時、接続パスが「接続時に選択」であれば接続パス選択画面を表示します。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPENによって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果が格納されるアドレス。

setup_name

WSAPI KC ESTART でディスプレイエミュレータ機能を使用する場合のディスプレイエミュレータのセットアップ名を指定します(文字列の最後はNULL)。セットアップ名とは、セットアップウィザードで作成した接続名です。

例) DSPEMU

ディスプレイエミュレータ機能を使用しない場合、セットアップ名を指定したくない場合はNULLpointer を渡してください。
その場合、ディスプレイエミュレータ機能のセットアップ名は、デフォルトセットアップ名の「DSPEMU」が使用されます。
WSAPIでは、セットアップ名に含まれるLU情報が必要です。

注)

  1. バージョンの不適切なセットアップ名を指定した場合、自動更新はされません。

  2. すでに同一パス名でディスプレイエミュレータが起動されている場合、ディスプレイエミュレータ起動時に指定したセットアップ名と同一でなければなりません。

con_path_name

接続パス名(文字列の最後はNULL。省略時はNULLpointerを渡す)
NULLpointerを渡した場合は、セットアップ名で指定されたプロパティ中の接続パス名に関連付けられます。この時、接続パスが「接続時に選択」であれば接続パス選択画面を表示し、ユーザに選択させます。


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGR でWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

エラー詳細はws_errno に格納されます。


【出力】

ws_errno

関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。