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WSMGR ソフトウェア開発キット V9 使用手引書

3.1.1 インタフェース概要

(1) WSMGR制御インタフェース

WSMGR制御インタフェースは、WSMGRを使用するための基本的なインタフェースです。

(2) キー・CRTインタフェース

F6652ディスプレイのキーボード操作をアプリケーションから行うことができ、画面に表示する代わりにメモリ上のデータとしてアプリケーションに渡すインタフェースです。


1.データの送信機能

キー・CRTインタフェースでのデータ送信は、アプリケーションからホストに送る文字列をもらって行います。例えばホストにLOGONする場合は、以下のようなデータを用意します。

以上のデータをAIDコードにENTERを指定して、キー・CRTインタフェースに渡すと、キーボードから'LOGON TSS'ENTERを押したのと同じことになります。文字は英大文字、英小文字、カナ、シフトJIS漢字が使用できます。また、AIDを発生させるキーは、ENTER、PF1-PF24、PA1-PA3、CLEARなどがあります。その他、カーソル移動、編集などのキーデータを渡すこともできます。


2.データの受信機能

キー・CRTインタフェースでのデータ受信機能は、ホストからの画面データをCRT上に表示するのではなく、表示イメージをメモリ上でアプリケーションに渡します。

以下にアプリケーションに渡すデータを示します。

(3) DUET会話型データ転送インタフェース

DUET会話型データ転送を使用した、ホストアプリケーションとパソコンアプリケーションの会話機能のインタフェースです。

ホスト側ではこの機能はAIM PSAMでサポートされていて、ホストAIM応用プログラムとパソコンアプリケーション間でトランスペアレントの会話処理が行えます。

LOGON/LOGOFF処理などはキー・CRTインタフェースを利用して行ってください。

DUET会話型データ転送インタフェースは、パソコン側アプリケーションではDC READ・DC WRITEがこの順で対で使用されなければなりません。

(4) DUETファイル転送インタフェース

DUETファイル転送を使用したホスト、パソコン間の大量データ転送機能インタフェースです。

ホスト、パソコン間で大量のデータ転送を行う場合、この機能を使用すると、簡単に行うことができます。

LOGON、LOGOFF、FEXPORT、FIMPORTなどはキー・CRTインタフェースを利用して行います。

アプリケーションはDUETファイル転送インタフェースに対して、転送したいファイル名、ファイル形式を通知した後は、DUETファイル転送インタフェースがファイル転送を行います。アプリケーションはDUETファイル転送インタフェースからの完了を待つだけです。