(1) WSMGR制御インタフェース
WSMGR制御インタフェースは、WSMGRを使用するための基本的なインタフェースです。
(2) キー・CRTインタフェース
F6652ディスプレイのキーボード操作をアプリケーションから行うことができ、画面に表示する代わりにメモリ上のデータとしてアプリケーションに渡すインタフェースです。
キー・CRTインタフェースでのデータ送信は、アプリケーションからホストに送る文字列をもらって行います。例えばホストにLOGONする場合は、以下のようなデータを用意します。
以上のデータをAIDコードにENTERを指定して、キー・CRTインタフェースに渡すと、キーボードから'LOGON TSS'ENTERを押したのと同じことになります。文字は英大文字、英小文字、カナ、シフトJIS漢字が使用できます。また、AIDを発生させるキーは、ENTER、PF1-PF24、PA1-PA3、CLEARなどがあります。その他、カーソル移動、編集などのキーデータを渡すこともできます。
キー・CRTインタフェースでのデータ受信機能は、ホストからの画面データをCRT上に表示するのではなく、表示イメージをメモリ上でアプリケーションに渡します。
以下にアプリケーションに渡すデータを示します。
(3) DUET会話型データ転送インタフェース
DUET会話型データ転送を使用した、ホストアプリケーションとパソコンアプリケーションの会話機能のインタフェースです。
ホスト側ではこの機能はAIM PSAMでサポートされていて、ホストAIM応用プログラムとパソコンアプリケーション間でトランスペアレントの会話処理が行えます。
LOGON/LOGOFF処理などはキー・CRTインタフェースを利用して行ってください。
DUET会話型データ転送インタフェースは、パソコン側アプリケーションではDC READ・DC WRITEがこの順で対で使用されなければなりません。
(4) DUETファイル転送インタフェース
DUETファイル転送を使用したホスト、パソコン間の大量データ転送機能インタフェースです。
ホスト、パソコン間で大量のデータ転送を行う場合、この機能を使用すると、簡単に行うことができます。
LOGON、LOGOFF、FEXPORT、FIMPORTなどはキー・CRTインタフェースを利用して行います。
アプリケーションはDUETファイル転送インタフェースに対して、転送したいファイル名、ファイル形式を通知した後は、DUETファイル転送インタフェースがファイル転送を行います。アプリケーションはDUETファイル転送インタフェースからの完了を待つだけです。